WG2600HPの実効速度は
測定の様子
クライアント側: iperf -c(サーバー側IP) -f k -i 1 -w 1024k
測定に利用したPCのスペックは、Atermのサイトにある「実効スループットの測定条件」とほぼ同じだ。
OSは、サーバー/クライアント共にwindows7。Atermのサイトでは、Ubuntu 12.04 LTSを利用しているので、こちらで利用した汎用のWindows7の方が少々重い。
また、Atermのサイトでは、暗号化なしで測定しているが、暗号化なしで利用することは考えにくいので、初期値のAESで暗号化している。さらに、Atermのサイトでは送信2台、受信2台の合計4台のPCを使用し、実効速度は受信側2台の合計となっているが、こちらは送信/受信とも1台のPCで処理している。
さて結果はどうだろうか。以下4回連続して測定した数値だ。
5GHz帯 11acの速度
-------------------------------------------[ 4] 0.0-10.0 sec 1.09 GBytes 934 Mbits/sec
[ 4] 0.0-10.0 sec 1.09 GBytes 933 Mbits/sec
[ 4] 0.0-10.0 sec 1.09 GBytes 933 Mbits/sec
[ 4] 0.0-10.0 sec 1.09 GBytes 936 Mbits/sec
平均934Mbps
---------------------------------------------
平均して934Mbpsもの速度を得ることができた。理論値は1733Mbpsだが、各種のオーバヘッドがあるので、その半分の速度が実際にでれば、問題ない。934Mbpsは、十分な速度と言える。
メーカー実測値は約1095Mbpsだが、利用したOSと暗号化の有無やPCの数が異なるので、適切な値だと言えるだろう。逆にいえば、メーカーが公表している実際の速度は信用できると思う。
実効速度を計測するにあたり親機と子機の位置関係が速度に関係していることが分かった。
写真のように親機側の表側面と子機側の側面裏にある銘板が向かい合っている状態が最速だった。実際に設置する際の参考にして欲しい。
最高速度がでた距離は、16cmと近距離だが、同じ部屋の中であれば、距離が離れても以下のようにあまり速度は低下しない。
[ 4] 0.0-10.0 sec 990 MBytes 829 Mbits/sec
[ 4] 0.0-10.0 sec 983 MBytes 821 Mbits/sec
[ 4] 0.0-10.0 sec 990 MBytes 828 Mbits/sec
2.4GHz帯 11n(ダブルチャンネル)の速度
同じ環境で2.4GHz帯 11nの実効速度を計測してみた。----------------------------------------------
[ 4] 0.0-10.0 sec 594 MBytes 497 Mbits/sec
[ 4] 0.0-10.0 sec 595 MBytes 497 Mbits/sec
[ 4] 0.0-10.0 sec 586 MBytes 491 Mbits/sec
[ 4] 0.0- 8.8 sec 523 MBytes 496 Mbits/sec
平均:495Mbps
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理論値が、800Mbpsでメーカー実測値が581Mbpsなので、値の違いは測定環境差であると考えられる。十分高速だ。距離を離しても、同じ部屋の中であれば、ほとんど差はない。
さて、次はスマホによる実効速度を「RBB TODAY SPEED TEST」で計測してみた。