「兄弟の家」フラテルナ・ドムス

解説画像

入口はVia Monte Briazoと交差するVia del Cancello沿いにあります。表示は「Fraterna Domus」のみ。右に呼び鈴があります


フラテルナ・ドムスFraterna Domus(兄弟の家)は、キリスト教社会奉仕ボランティア協会(Associazione Volontari del Servizio Sociale Cristiano)が運営する宿泊及び食堂施設。運営を担うのは、フランシスコ会系の「兄弟の家のシスター」(Sorelle della Fraterna Domus)たちです。利用客の多くは巡礼者や聖職者ですが、もちろん一般の旅行者も大歓迎、シスターたちが温かく迎えてくれますよ。入口にはFraterna Domusと書いてあるだけで、そこが宿泊施設であり、食事もできることは明記されておらず、まさに知る人ぞ知る穴場、しかも場所はスペイン広場とバチカンの間という、歴史地区ど真ん中です!

呼び鈴を鳴らすと、インターホンでシスターが用件を聞いてくるので、食事なり、宿泊なり、目的を伝えます。ドアが開いたら、中に入ってつきあたりの階段を下りると、地下に食堂があります。食事が目的なら、シスターが迎えに出てくれなくても、そのまま食堂に直行して大丈夫です。

地下の食堂

解説画像

地下の食堂


解説画像

プリモピアットのパスタ

この兄弟の家の食堂は、宿泊客でなくても利用できます。ランチとディナーとも日替わりのセットメニューのみで16~18ユーロ(その日により変動あり)という、これまた良心的なお値段。

席につくと、お好みで水とワインを持ってきてくれます。そしてパスタなどのプリモ・ピアットと、そのあとに肉料理などのセコンド・ピアットと付け合せは、基本的に大皿で持ってくるので、好きなだけ盛ってくれます。これにパンとサラダがついて、最後にフルーツ、運がよければケーキがでることもあります。

お会計はテーブルではなく、食堂入口近くのカウンターでシスターに支払います。担当はシスターの責任者のミレーナさんです。

簡易宿泊施設「カーサ・ペル・フェリエ」

解説画像

入口ホール


兄弟の家の宿泊施設は「カーサ・ペル・フェリエ」(休暇のための家)というカテゴリーで、B&Bと同じく簡易宿泊施設にあたります。ホテルのような便利さよりも、家庭的な温かさは売りです。シングル58ユーロから、ダブル90ユーロから、と良心的な値段ですが、フロントに24時間スタッフがいるわけではないので、23時には入口が閉まります。夜遊びするときには門限に注意です。また部屋数も18しかないので、予約は早めに。

付属の教会を見学

解説画像

「染料の聖ルチア」教会内部


兄弟の家と同じ建物内には、「染料の聖ルチア」教会(Chiesa di Santa Lucia dedlla Tinta)が建っています。その昔、このあたりは染物屋地区だったというのが、その名前の由来です。お昼前のミサの時にしか開かないので、中に入る機会が少ない教会ですが、実は兄弟の家の中に直接教会に通じるドアがあるので、宿泊や食事をした際に、教会を見ることができるのです。シスターに一言断って、静かに見学してみてください。

<DATA>
Fraterna Domus
住所:Via Monte Brianzo, 62 Roma 00186
TEL:(国番号39)06-6880 5475
メール:fraternadomus@alice.it
食堂営業時間:12:30~14:00、19:30~20:30  木曜休み
料金:ランチ、ディナーとも16~18ユーロ(その日により変動あり)
ホテル:シングル58ユーロ~、ダブル90ユーロ~(朝食込み、浴室つき)、プラス宿泊税一人一泊3.5ユーロ、予約はメールで(英語可)
アクセス:地下鉄A線Spagna駅下車、徒歩10分、テルミニ駅からバス70番でVia Zanardelli下車、徒歩3分

キリスト教社会奉仕ボランティア協会は、ローマ郊外サクロファーノSacrofanoにも大きな宿泊施設を持っています。




※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。