いざ、出陣!
さて、撮影会の後は、隊列を組んで鎌倉の街を練り歩きます。掛け声を合図に、全員で鬨(とき)の声を上げて出発!鎧姿で鎌倉の街を練り歩く
この日は、まず、由比ヶ浜から長谷方面へと向かいました。「もののふ隊」は地元では有名なので、道行く人から声を掛けられたり、握手をしながら歩いて行きます。
観光客、特に外国人にとって武者姿はめずらしいのでしょう。何度か、記念写真を一緒に撮って欲しいと頼まれました。
甘縄神明神社社殿前で記念撮影
そうこうするうちに、最初の目的地である『甘縄神明神社』に到着。鎌倉市内でもっとも歴史が古いといわれる静かな神社です。こちらでも全員そろって記念撮影を行いました。全員そろうと、壮観ですね!
由比ヶ浜の浜辺へ。海風が気持ちいい
神社をお参りした後は、海へと向かいました。空が晴れ渡り、陽射しもかなり強かったですが、海風が涼しく気持ちいい。浜辺では法螺貝(ほらがい)を吹く練習もさせていただきました。
鎌倉時代の武士たちは、どんなものを食べていたのか?
本陣に戻った後は、いよいよ陣中食を再現した「鎌倉もののふメシ」をいただきます。全員、車座になってどんなものが出てくるのか、楽しみに待ちます。乾杯時には、ますます栄えよという意味の「弥栄(いやさか)」と発声。お酒は濁酒(どぶろく)とハチミツ酒が供された。撮影:榊 昭一
まず出されたのが、にぎりめし2つに梅干しと味噌汁。にぎりめし2つのうちの1つは、表面に豆醤(ひしお)が塗られたもので、現代の「やきみそおにぎり」の元祖。もう1つは100%もち米の塩おにぎり。なんだか現代の昼食に出てきてもおかしくない内容で、ちょっと意外な感じがしました。
にぎりめしと味噌汁
戦場での重労働にはタンパク質と塩分を含む味噌が不可欠。また、クエン酸を含み疲労回復に効果的で、食の保存にも適した梅干しも重要。私たちが、今、食べている食品のルーツや食に関する知恵は、この当時、すでに生まれていたのだということを知りました。
もっとも興味深かったのが、味噌汁の作り方。サトイモの茎である芋茎(ずいき)を味噌で煮しめ、乾燥させてロープにしたものを携帯し、いざ、食べるときは切り刻んでお湯を注げば、味噌汁のできあがり。まさに、元祖インスタント味噌汁!
元祖インスタント味噌汁? 芋茎のロープ
そのほか、味噌が傷まないようにボール状にして焼いて携帯した「味噌玉」や、乾燥させた米をポリポリ食べる「干飯(ほしいい)」など、めずらしいものをいろいろと食べることができました。貴重な食体験をありがとうございます!
「鎌倉もののふメシ」の全メニューは、記事の末尾に記載しておきます。
次のページでは、鎌倉もののふ隊の隊将、鎌倉智士さんのインタビューとイベント参加方法などをお知らせ!