ステップ3 身体だけで表現できない文字は身の回りのモノを使って工夫する

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親子でスキンシップを取りながら工夫を凝らし「体文字表現あそび」を楽しみましょう

親子で一緒にひらがなを形作っていても、やがて2人ではできないひらがなに行き詰まると思います。「二人で一緒に作っても、できないひらがながあるね……どうしよう」と投げかけ、身の周りにあるモノをいろいろ使ってみることを提案してみましょう。

例えば「す」は、横線にボールペン、縦に流れる線はリボン、丸みの部分はペットボトルの蓋、と言う感じで、無数にある表現法を親子で工夫しながら、ひらがな全ての形を作ることに楽しみながら挑戦してみましょう。

そして作ったひらがなを何文字か並べ、簡単なメッセージのやり取りもしてみてください。
大人としては、少々じれったい行為だと思いますが、ここが肝心です。この「じれったい」「めんどうだ」という気持ちを子供に充分感じさせることがこのステップでの目的です。

ステップ4 親は大げさに「良いこと思いついた!」と紙と鉛筆を差し出す

充分にひらがなの形を観察し、身の周りのモノでその形を表現できた頃、「もっと早くひらがな作れないかな」と会話を進め、お母さんは大げさに「良いこと思いついた!」と叫けびましょう。

ここで初めて、紙と鉛筆を子供の前に差し出し、ひらがなを書いてみます。子供は、文字を書くことが、どんなに便利で、素晴らしいことか、感動するでしょう。ひらがなの形も既に観察してきていますし、文字を書くことへの意欲も充分高まっています。この「文字を書く」という行為が、とても画期的なものに感じ、ほとんどの子供はこの時点でひらがなを書くことに熱中していくでしょう。

ステップ5 ここから「文字を書く」基本を指導し始める

子供は文字を書くことへの興味とその楽しさでいっぱいになっていることと思います。ですのでここは、子供の意欲と気持ちを大切にし、一度自由にひらがなを書かせてみましょう。そして、ここで初めて一般的に指導されている「鉛筆の正しい持ち方」に入ります。鉛筆の正しい握り方、姿勢などを教えてあげてください。

ただ、あまりこの部分を強く指導しすぎますと、せっかく高めた文字の学びに対しての楽しい気持ちが一気にダウンしてしまいますので、注意してください。

子供は意欲的にひらがなを書いていくと思いますが、もちろん形はまだ整っていないでしょう。そのとき赤ペンで修正指導するのではなく、「この『あ』なんだか傾いて、倒れそうね」「『え』は踊っているみたい」と笑いを交えて「もう少し、綺麗に書いてあげよう」と会話をしましょう。

「線書き」もやはり「楽しさ」を工夫する

そして、いろいろな線書きの練習へと持っていきます。画用紙に上下の直線、左右の直線、波線、螺旋状の線など書いていくのですが、この時も、親が傘の絵を描いて、直線は雨に見立てたり、船を描いて、波線は波にしたり、木を描いて螺旋状の線は、落ちる葉っぱの跡にしたりして、子供が楽しく取り組めるように工夫してください。

このように遊びとして関わることによって、子供は文字への興味を持ち、書く意欲も高まるでしょう。親の焦りから無理強いして教えることは逆効果です。子どもの「楽しい」から自分で工夫し「考える力」を育み、そして「学び」に繋げることで、子供はドンドン文字を書くことを身につけていくでしょう。

ひらがな学習法、いかがでしたか?是非、親子で一緒に取り組んでみてくださいね。


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