マンション購入者に多い住戸にフィットする家具ニーズ
野村不動産とユナイテッドアローズが共同提案する家具の販売がスタート
マンション購入時に一緒に買う大きなものとして家具が挙げられます。マンションと同様に家具は一生ものと言いますが、良い家具はお値段も高くなかなか手が出しにくいの実情ではないでしょうか。実際マンションのモデルルームにコーディネートされた家具は、高級家具であるケースが多く再現したくても予算的に難しいケースが多いようです。そうしたニーズも見越して、野村不動産とユナイテッドアローズが共同開発したのが新たなライフスタイルを提案する家具「プラウド ウィズ ユナイテッドアローズ ファニチャー」です。
もともと両社は、「プラウド ウィズ ユナイテッドアローズ」として着心地のいい家をコンセプトに12年に始動。「プラウドタワー東雲キャナルコート」のモデルルームや、「プラウド船橋」の一部のゲストルームの監修などを手掛けてきました。
今回は、機能から生まれた無駄の無いフォルムと、時間とともに風合いや風格を増していく素材の美しさの共存を目指して新しい家具シリーズを立ち上げました。クリエイティブデザイナーには、ユナイテッドアローズの鴨志田康人氏、インテリアデザイナーにショップのインテリアデザインなども手掛ける佐々木一也氏、プロジェクトマネージャーには野村不動産の佐藤信仁氏が担当。「着心地の良い家」をコンセプトに、年を経るごとに愛着が深まる空間づくりを目指しています。
そのために重要なのは、飽きのこないデザインと長期間使うことで質感が変化する素材にこだわること。古い家具を大切に使う伝統のある北欧テイストのデザインを採用。天然木やレザー、服地のアイリッシュリネンなどを素材として使うことで、経年による表情の変化が味わいや愛着に結びつくようにプランニングされています。実際、テーブルの表面は木目があらわれいい風合いが出ていました。
そして驚いたのが価格。上のエクステンション付のダイニングテーブルが税別で17万円(椅子は別)で、とてもリーズナブルな感じがしました。せっかくモデルルームで空間を気に入っても家具に手が出せない人も多い、それなら直販することで手頃にに提供できないかと考えたことも今回のプロジェクトのきっかけのようです。
今後「プラウド ウィズ ユナイテッドアローズ ファニチャー」は、野村不動産のオーナー向けや、ユナイテッドアローズ原宿本店ウィメンズ館などで販売を予定しています。快適な住空間の提供のために家具のデザインまでサポートする。新たな住まいのトレンドの兆しかも知れません。