写真では分からなかった実際の住宅内部の様子や、空間の繋がりをダイレクトに理解できます。
今回は、特徴的な2つのテレビ番組をピックアップしてご紹介します。
1つ目は「渡辺篤史の建もの探訪」。言わずと知れた放送20年を超える住宅訪問番組です。もうひとつは「完成!ドリームハウス」。こちらは土地の段階から竣工までを収録したドキュメンタリータッチの番組です。
今年で放送21周年のご長寿番組~「渡辺篤史の建もの探訪」
 
平成元年の4月に始まったテレビ朝日系列の番組で、建築家の設計した住宅の紹介では最も長く続いています。
番組最大の特徴は、建て主自身が登場して内部を案内すること。俳優・渡辺篤史さんの、建築に対する深い造詣を織り交ぜた軽妙なトークに促され、建て主の生の声を聞くことができます。
ちなみに渡辺さんはリハーサルなしに取材する住宅に現れ、約2時間ほどレポートして帰っていくそうです。その後、ディテールや夕景の撮影などがあり、収録は1日がかりなのだとか。
自邸である場合以外、基本的に建築家は登場しませんが、ホームページで建築家のプロフィールを見ることができますのでご心配なく。また、見逃した住宅もホームページで検索できます。ただしセキュリティーを配慮して、平面図は掲載されていません。
これまでに、1996年に出版された「渡辺篤史のこんな家を建てたい」を始め番組関連の書籍やDVD、ビデオも多数出版されています。
テーマソング「between the word & the heart ―言葉と心―」を歌う小田和正が、東北大学、早稲田大学大学院で建築工学を専攻していたというのも有名な裏話です。
家づくりの一部始終がわかる~「完成!ドリームハウス」
 
敷地の段階から竣工に至るまで、建築家が設計した家づくりの一部始終を見ることができる希有な番組。テレビ東京系列。
毎回2軒の住宅が登場し、雑誌などでは知ることができなかった、完成までの様々なエピソードを網羅した、まさに「夢の家」完成までのドキュメント番組。
「日曜ビッグバラエティー」枠でほぼ3月に1度のペースで放送される特別番組ですが、担当のアシスタントディレクターが毎日現場に張り付く(!)という、入念な取材がつくりだす見応えのあるレポートが展開されます。
番組の前後に登場する立会人はコメディアンの渡辺正行。渡辺篤志とはひと味違った建て主との掛け合いが見られます。
第1回放送分からの「バックナンバー」や、登場した73名の建築家を網羅した「建築家データベース」など、ホームページも充実しています。見逃した住宅はこちらで探してみてください。
 
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