建築家・設計事務所/建築家住宅の実例

L型の大開口と天窓で開放的に暮らす[角地の家]

文京区の住宅密集地の東南の角地に、小さな3階建ての家が建ちました。生活のメインとなる2階のLDKの南側に、L型の大きな開口と北側にL型のトップライトを設けた、大収納の地下室や空を望む屋上もある、明るく開放的な家です。

執筆者:川畑 博哉

建築家の角倉剛さんのホームページをご覧になって設計を依頼された施主のHさんは、狭い敷地ながらも東南の角地を購入され、開放的な住宅を作ることを望まれていました。
南西と東南が道路に面する角地という、一見良好な敷地のように思えましたが、南側の二面の道路からは道路斜線が、奥の二面の隣地境界線からは北側斜線がかかり、角地緩和がありながらも建ぺい率70%という条件も重なり、建物のボリュームを確保するのがとても難しい土地だったのです。

大きな窓の銀色の家


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外観
1. 鱗で覆われたような、ガルバリウム鋼板の平葺きで仕上げられた外観。写真:吉田誠
外観
2. 法規制により3階が1m後退している。写真:吉田誠
外観
3. 夜の室内は暖色系の照明で照らされる。写真:吉田誠


最寄りの地下鉄の駅から交通量の多い街道を渡って歩くこと7分。文京区の典型的な住宅密集地に、銀色の外壁と大きな窓が印象的な3階建ての家が現れます。
1階はガレージと玄関とバスルーム、2階はメインのLDK、3階は寝室になっています。さらに地下室と屋上まで備わっているという、至れり尽くせりの設計になっています。

◆建築データと建築家プロフィール


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