恵比寿駅と広尾駅のどちらからも同じくらいの距離。共に30代前半という建て主のNさん夫妻は、3年かかって住宅密集地に小さな土地を探し出し、以前から憧れていた納谷兄弟に設計を託しました。しかし、そこは工事車両も入れないほど狭い路地の奥。いったいどのようにしてこの厳しい条件をクリアしたのでしょうか。


コンクリートの上の鳥籠


写真をクリックすると次の写真に進みます
外観
上/外壁と屋根はガルバリウム鋼板を銀色に塗っている。中/左上の張り出しはリビングの出窓。右奥の張り出しはキッチン。下/テラスの奥はバスルーム。


納谷兄弟の出した答えは、地下と1階をコンクリートの土台として造り、その上に3階分の鉄骨を鳥籠のように組み、壁となるパネルを取り付けるというもの。前面の道が狭くてクレーン車が入れないので、人力でパネルを運び込み鉄骨にボルトで止める。これは施工の精度を上げながらコストも抑えるという一石二鳥の工法でした。

◆建築家プロフィールと建築データ