間取りと工夫したポイント
■間取り■工夫したポイント
- 前面道路が広く交通量も多いので音を遮断するために鉄筋コンクリートにした。
- 2階のお姉さんのスペースには浴室やユーティリティ、洗面スペースなどを配置して、どちらかと言えばプライベートなスペースに、3階はパブリックスペースとした。
- 3階のパブリックスペースはキッチンを中心とし、リビングは大の字にもなれる様に「畳の間」(掘りコタツ)とした。また、内装はできる限り無垢材と自然素材とした。
- 中央部分に中庭を設け採光の広がりと開放感を演出した。
- 要所要所に収納スペースを設け、常にスッキリと非日常を味わえる空間とし、友人が多く集まってもそれぞれに居場所がつくれるようにした。
玄関ホールに設けた丸太の椅子、来客時に座りながらお話ができます。
キッチン・ダイニングの隣には大の字にもなれる畳の間を設けた。
小さくても良いので中庭を設ければ通風や採光はよくなります。
ガイド佐川旭のメッセージ
女性の働き方も結婚観も多様化しています。これまで一戸建ては家族というキーワードでつくられてきました。しかし今回とりあげた実例のように独身女性が自分の働く場を確保しながら住まいをつくるという発想の仕方もあります。また、人間関係が上手くない、自分のペースで仕事をしたい、という人はたくさんいるでしょう。
もちろん商売は大変でしょうがきちんと人生設計をしながら進めていけば必ず応援して下さる人も多くいるはずです。自分のファンになってもらうのです。
「ファン=信者」
「信者」はつなげると「儲」けるになりますね。ファンが増えると、商売が成り立っていくのです。
設計:(株)佐川旭建築研究所