母屋と平屋のデッキに囲まれた中庭
1. 引き込まれていた障子でリビングの窓を閉め切ったところ。 |
2. 中庭の中心にはシンボルツリーのヒメシャラが植えられている。 |
3. 平屋の西側から東側を見通す。枯れかけていたソテツが元気に育っている。 |
4. 母屋と平屋を繋ぐ連絡通路。本棚が造り付けになっている。 |
平屋の北側には中庭に向かって、3連の木製建具のガラス窓が伸びています。内側には障子が引き込まれていて、冬場は障子を閉じることで断熱効果があがります。窓の先には庭に向かって奥行き1.3mのウッドデッキのテラスと庇が張り出し、縁側のような空間です。
中庭には、お互いの視線が集まる所に新たに植えられたシンボルツリーのヒメシャラや、オリーブやカエデと共に、足元には庭いじりの好きな妹さんが手入れをしているハーブ類が育っています。
完全分離の二世帯住宅ですが、母屋とは連絡通路でいつでも行き来できます。中庭を介したこの付かず離れずの距離感が、家族の良好な関係を保ちながら快適に暮らす秘訣のようです。
◆建築データと建築家プロフィール