欧州のアパルトマンを思わせるパティオ

ゼロワンオフィスが自由が丘に建てた2軒目のコーポラティブハウス「J-patio」の見学記の続編です。今週は、2階から1階~地下にかけての部屋をスポット的にご紹介していきましょう。

 
パリの裏町に迷い込んだような…

その前に、こちらは建物中央部を貫くパティオがつくり出す吹き抜け空間です。シンボルツリーを中心に、すべての住戸が向き合う形で配されているのがわかります。
ゼロワン代表の伊藤正さんが言うには、ここは「街と生活空間とが融合する場所」なのだとか。コーポラティブハウスの住人たちは、ここを中心に緩やかなコミュニティーをつくっていくのでしょう。
 

地下から始まるフロア構成が楽しい

石とガラスとスチールの硬質な空間

最初の1軒は、メゾネットというか3層のフロアを持つ、「J-patio」最大級の居住空間です。そこはまるで美術館かホテルのよう。巨大な吹き抜けの階段室を使って、地下=LDK、1階=アトリエ、2階=ベッドルームを移動します。
 

 
各部屋を繋いでいるのは巨大な階段室

そこに使われているのは、瀟洒な石の床材や厳選されたこだわりのインテリア家具。シンプルな中にも、しっかりと自己主張する素材たちの存在が感じられます。だけどなんだか、会社から帰っても、会社にいるような気分がするのは私だけでしょうか?
 

磨き上げられた大理石のLDK

 



白一色だが表情は豊かなもの

続いては、こちらも3層のメゾネットの部屋。もっともデザイナーズマンションらしい、らせん階段が使われた白が基調の居住空間です。
エントランスから見えるのは白の中に溶け込んでいきそうなキッチン。そこは大きなLDKです。そして、地下はガラス張りのぎゅっと凝縮した造りのサニタリースペース、2階はベッドルームになっています。
 

 
地下2階にスッポリ収まったバスルームと、地上階にある主寝室

おやおや、よく見ると2階からの風景が道路面のようですね。じつは、建物全体が地下から立ち上がっているため、こういう現象が起きるのですが、つまりこの部屋はその3分の2が地下にあるというわけです。なんだか楽しいですね。