12気筒自然吸気大排気量エンジンを積むウルトラスポーツ
100%新設計された、ランボルギーニのフラッグシップモデルがアヴェンタドール。700psの6.5L V12エンジンにシングルクラッチの7速ISRトランスミッションを組み合わせる。価格はクーペが4317.3万円、ロードスターが4793.472万円
ランボルギーニアヴェンタドールは、その化石的エンジンをミドに積むという点で、唯一無二の存在だ。それゆえ、もはや比較対象にすべきモデルも他になく、孤高である。ゆえに、ベストであるか否かといった議論も事実上、不可能だ。
カーボンモノコックキャビンの採用で、パフォーマンスレベルは以前のムルシエラゴに比べ段違いに上がった。ランボルギーニらしいスタイリングも健在で、スーパーカー好きには堪らないモチーフが随所に散りばめられている。高速域でのパフォーマンスは圧倒的。チカラ(パワー)もあってワザ(空力や電子制御)もある。5000万円以下で買える最強モデルである。
いかついスーパーカールックスが苦手、という人には、FR2シーターのフェラーリF12とアストンマーティンヴァンキッシュがある。前者のパフォーマンスは、ときにアヴェンタドールを上回るほどで、加速、サウンド、ハンドリング全てに渡って世界一級レベル。ある意味、このクラスのベストチョイスと言っていい。
フラッグシップとなるラグジュアリースポーツ、アストンマーティン ヴァンキッシュ。伝統を継承しつつ、One-77のテイストを取り入れた流麗なスタイルをもつ。573psの6L V12エンジンを搭載、価格はクーペが3239.46万円、ヴォランテ(オープン)が3472.74万円