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専業主夫になりたい男性と結婚できますか?

弁護士でタレントの大渕愛子さんと結婚した、俳優の金山一彦さんが「育児休業宣言」をしました。やはり「主夫=ヒモ」だという風潮は出ますが、これから結婚を考えている仕事が大好きな女性は、これを機会にパートナーシップのあり方を考えてみませんか?

久野 浩司

執筆者:久野 浩司

恋愛ガイド

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男性が育児参加すると夫婦はハッピーに!

先日、俳優の金山一彦さん(47)が「これからはお父さんも産休とって、子育てに参加することで、社会のシステムも変わってくるのでは?」と自身のブログで育児休暇宣言をしました。

以前から、これからの日本の課題として、もっと働きやすい職場作り、ワークライフバランスの取り組みなどが議論されますが、現実には仕事量が前より増えて大変だと言う話をよく聞きます。

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結婚して子育てしたいけど、仕事もキャリアアップさせたい女性も多いはず

妻の大渕愛子さん(37)は、タレント弁護士として人気TV番組「行列のできる法律相談所」にも出演されています。

二人は再婚同士であり、昨夏に結婚して、今春には男児が産まれました。出産後、仕事を控えていた奥様に対して、金山さん自らが率先して育児をすることに決めたうえでの今回の「主夫担当宣言」です。

個人的には、この記事のように男性がもっと育児に参加できるような環境があれば、働きたい女性にとっては結婚や子育ての不安が少しでも軽くなるのかなと思います。

実際、独身男性のなかには将来、経済的なことが心配で結婚したくない、独身の方が気楽だという意見も多いのです。

それならば、これから結婚を目指す人は世間の目を気にするのではなく、もっと自分たちを中心に考え、パートナーと二人で金銭面、精神面などお互いがサポートしあうハッピーなライフスタイルを築いていけたらと思います。

今回はこれからの日本の課題でもあるパートナーシップ、結婚の固定概念や考え方について少し意見を述べたいと思います。

日本とカナダのパートナーシップの違いとは?

ボクも昨年から子育てのためにカナダのバンクーバーに引っ越して、進行形で子育てに参加しています。

1年前までは、約20年ほど日本の音楽業界でサラリーマンとして働いていました。とっても楽しく、やりがいある仕事でしたがアーティストと二人三脚でやっていくプロジェクトなので、週末はほとんどライブだったりで家にはいませんでした。

休日出勤したから平日はすべて振り替えて休むなんてことは、日本の会社では難しいでしょう。さらにボクの場合は音楽の仕事が入らない時は、セミナー講師としてダブルワークをしていたので、正直言ってお休みを取るという感覚はなかったのです。

とても忙しく働いていましたが、大好きな仕事をさせてもらっていたので充実感を持ってやっていました。日本で30~40代と言えば、まさに体力、気力ともに「仕事のピーク期」と言えるでしょう。

しかし、その分、子育てする父親にとっては、大事なコミュニケーションを取らねばいけない時期である、子どもの幼少期~思春期と重なってしまうのです。

ちなみにボクが小学5年の時に両親が離婚したので、父親と遊んだり、仲良く家族旅行した記憶がほとんどありません。

そんな自分の体験から、40代は子ども達が育っていく過程に一緒に向き合いたいと考え、思い切って42歳で海外子育てという道を選んだのでした。

そしてカナダに来てから、日本とパートナーシップの役割の違いにビックリすることもありました。

>続いて、日本では使われるのにカナダでは通じない言葉とは?
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