日本三景のひとつ「天橋立」へ日帰り旅行
京都観光には何度も訪れたことがあるけれども、「天橋立(あまのはしだて)」(京都府宮津市)には行ったことがないという人は多いかもしれません。天橋立に立つ「日本三景碑」
「天橋立」は、宮城県の「松島」、広島県の「宮島」と並ぶ、日本三景のひとつ。京都府の日本海に面する宮津湾にある特別名勝で、最寄りの天橋立駅までは、京都駅から特急『はしだて』号で2時間ほどかかります。
9:25京都発の「はしだて1号」に乗車すれば、天橋立には11:25着。帰りは、天橋立を17:35発の「はしだて8号」か、18:47発の「はしだて10号」に乗車すれば、現地に6~7時間滞在可能。京都や大阪発の日帰り旅行先として十分に楽しむことができます。(ダイヤは2015年5月現在)
今回の記事では、天橋立の半日観光おすすめモデルコースをご紹介しましょう。
観光案内所に立ち寄る
天橋立駅に到着したら、まずは駅構内にある観光案内所に立ち寄ってみましょう。ここでは、とても見やすい『天橋立 散策マップ』をもらえるほか、はじめて来たと伝えれば、滞在可能時間にあわせておすすめコースを案内してくれます。まずは、南側の展望台(天橋立ビューランド)へ
天橋立の絶景を楽しむことができる展望台は、宮津湾の南側と北側の2ヶ所にあり、せっかくなら両方の展望台からの眺望を楽しみたいところ。南側から北側への移動は天橋立の中を歩くことができるほか、観光船で、海から天橋立を眺めながら移動することもできます。今回は、まず南側の展望台(天橋立ビューランド)からの眺望を楽しんだ後、天橋立を歩いて渡ります。その後、北側の展望台(傘松公園)に登り、帰りは、観光船で戻ってくるプランにしたいと思います。
『天橋立ビューランド』へのリフト・モノレール乗り場
駅改札を出て、駅前の道を右に進み、信号の先を右折して踏切を渡ると、『天橋立ビューランド』へのリフト・モノレール乗り場があります。
『天橋立ビューランド』は入場料は無料ですが、クルマや徒歩で登る道はありませんので、リフトかモノレールの料金が必要になります。(どちらも 大人:往復850円)
リフトは随時乗ることができ、頂上までの所要時間は6分ほど。一方、モノレールは1時間に3本の運行で、所要時間7分ほど。
展望台に来てみると、「これが天橋立か!」と、思わず見とれてしまう絶景が眼下に広がります。
『天橋立ビューランド』からの天橋立の絶景
天橋立の名前は、日本神話に登場するイザナギノミコトが、天に通うためのハシゴを架けたところ、寝ている間に倒れ伏してしまった、という故事に由来するそうですが、なるほどと思いますね。
それとは別に、天を駆けめぐる”龍”の姿に例えられることもありますが、手前側が龍の頭なので、ふつうに見れば空から地上に降臨する龍の姿に見えます。
しかし、ひと工夫すると、逆に天へ舞い上がる龍の姿を見ることができます。それが、「股のぞき」という方法。展望台には「股のぞき台」があり多くの人が試しているので、果たしてどのような姿に見えるのか、ぜひチャレンジしてみてください!
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■天橋立ビューランド
ホームページ → http://www.viewland.jp/
次のページでは、天橋立の中を歩きます!