貴族の暮らしを今に伝える貴重な歴史遺産

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「パラッツォ・ミルト」の貴族階のひと部屋

パレルモ旧市街に並ぶいくつもの貴族の館。修復が進まない外観は、見事にボロッボロ…のものもありますが、中に入れば当時のまま?!の内装を見ることができるものもあります。当時とは、16~18世紀頃のこと。

バロックに彩られた華やかな貴族文化を今に伝える貴重な歴史遺産でもある貴族の館見学は、パレルモをもっと知りたい!という方にはおススメの観光スポットです。

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名門フィランジェリ家の館「パラッツォ・ミルト」

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プライベート階の床に残るランツァーフィランジェリ家の家紋を施した

旧市街・カルサ地区に佇む「パラッツォ・ミルト」は、ノルマン王家ゆかりの名門ファミリー、フィランジェリ家が1594年から所有していた館。フィランジェリ家は、代々ミルト(メッシーナ近郊の街)の君主であったため、こちらは「ミルトの館(パラッツォ)」と呼ばれています。

最後の相続人となったドンナ・マリア・コンチェッタ・ランツァ・フィランジェリが、1982年まで居住した後、兄ステファノの遺言によって、家具・家屋すべてがオークションに。現在はシチリア州の所有。博物館として一般開放されています。

馬車庫からプライベートな寝室まで、全館の見学が可能!

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世界各国の民族衣装を描いたお皿コレクション。国際都市パレルモだけあって、当主もインターナショナルな感性をお持ちだったようです

1800年代には、フィランジェリ家とパレルモの名門ランツァ家との婚姻もあり、ますます豪華になった内装。複雑な間取りには、「隠し通路」や女性用のパウダールーム、オリエンタルブームの名残「中国の間」など、ルイ16世スタイルの内装・家具がそのまま保存されています。

キッチンや馬車庫などは、特に修復もされずにほぼ放置に近い状態だったり、また、最上
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プライベート階のバスルーム。大理石製のバスタブとは!お湯が冷めそう…貴族らしい無駄なゴージャスさ

階(プライベート階)のベッドルームやバスルームには、住んでいた形跡が残されており…それがまたなんだか妙にリアル!でいかにも「お宅拝見」の気分が味わえます。

貴重なマイセンの陶器やヴィンテージ時計のコレクション、家紋の入ったシャンデリア、古書などなど、調度品もずらり。当主の趣味が手に取るようにわかります。遠くて近い数百年前の暮らし。本物の空間で体感してみて下さい!

<DATA>
■パラッツォ・ミルト Palazzo Mirto
住所: Via Merlo,2
電話: 091-6164751
開場: 月・火・金・土 9:00~13:30、水・木9:00~13:00,15:00~18:00
日・祝 9:00~13:00
入場料: 6ユーロ(毎月最初の日曜日は無料)
アクセス: クアットロ・カンティから徒歩5分

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