STAR WARSとDroids
スペースを生み出したフランスにはもう一つ、注目すべきグループがいました。ドロイズ(Droids)とはその響きからも未来的ですが、ドロイド(Droid)とはアンドロイドと同じ意味です。たった一枚のアルバム『Star Peace』(1978年)と2枚のシングル『(Do You Have) The Force』(1977年)と『Be Happy』(1978年)しか発表していませんが、彼らの「The Force」のクリップを見ていただければ、その先見性が理解できるでしょう。曲名も今年公開の『スター・ウォーズ』最新作のタイトルに繋がりますね。Star Peace (amazon.co.jp)
The Force (YouTube)
メンバーは、Fabrice CuitadとYves Hayatの二人。ダフト・パンクと同じ構成ですね。ミーコは、『スター・ウォーズ』をそのままカヴァーしましたが、Barkleyというレーベルの若きマネージャーだったHayatは、『スター・ウォーズ』に感激し、インスパイアされ、それをコンセプトに作品を作ることを思いつきます。こちらの方が、僕は志が高いと思います。
サウンド的にも、近未来感溢れるロボティックなサウンド。真ん中で踊るシュールなおねえさん。そして、マスクを着用した二人のキーボード奏者は、ロボットのような動きをします。ヘルメットにまでなっていませんが、こちらもスペースと並んで、ダフト・パンクの源流を見たような気になります。
STAR WARSとDaft Punk
「ダフト・パンクが『スター・ウォーズ』のサントラをしたら」という妄想も膨らんでしまいますが、今年、ダフト・パンクは、オリジナルの『スター・ウォーズ』の映像に彼らをはじめとした超豪華スターの映像をマッシュアップしたAdidasのCMに登場しています。ダフト・パンクは全く違和感がありません。STAR WARS ADIDAS DAFT PUNK (YouTube)
フレンチ・スペースディスコは奥が深いので、さらに発掘を続けていきます。多分、続く。