ママ友付き合いの悩み 2つの典型パターン

ママ友ストレスを深刻化させないとっておきの処方箋

ママ友にはルールが多い


子供を介した付き合いで始まる“ママ友”。身近な情報交換ができる頼もしい存在でありながら、時にその距離にとまどうこともあります。

では、ママ交流ってどうして難しく感じるのでしょう? まずは、よくあるママ友ストレスのパターンを見ていきましょう。

■パターン1:自分の位置関係が気になってしまうケース
知り合って間もなくの時期は、どのママもどう接していいか、その距離感に迷うもの。「今度のお茶会、参加した方がいいかな」と顔を出してみたものの、帰り道、「○○さん、私のことどう思ったかな?」「私、変なこと言っていないよね?」という思いが心をよぎる……こんなことありませんか? なぜ気になってしまうのでしょう? それは、共通点よりも違いの方が多く感じられるから。

「今ここで子供を育てている」という大きな共通点がありながらも、年齢や育った環境も違う、それまでの数十年の経験も違う……。学生時代のクラスメートや会社の同期などとは、スタート時点の距離が全く違います。その違いをポジティブに捉えられると、「○○さんって私と全然違うからすごく刺激的!」となりますが、マイナスに捉えはじめると、ストレスへと発展しがち。「あまり乗り気じゃなかったな」「私、失礼なこと言ったかも……」と自分の想像の中で、どんどんそのママとの関係性を完成させてしまって、次に会った時にはなんだかギクシャクということも。

■パターン2:子供同士の関係とママ同士の関係がアンバランスなケース
新生活が始まって、ちょっと落ち着いたかなと思ったら、今度は子供同士のいざこざ勃発。誰と遊ぶか、何で遊ぶかでもめたり、やった、やらないでケンカになったり。まだまだ子供同士で解決できない年齢のため、親に泣きつくこともたびたび。ママ同士はとても気が合っているのに、子供の関係でギクシャクするというパターンも多いもの。

またはこの逆で、子供同士はとても仲がいいけれど、ママ同士はどうもそりが合わない。会話も弾まないし、気も遣う。かといって、子供と一緒に行動することが多いから、しょっちゅう一緒にいることになり、話題に困る……。

子供の年齢が低ければ低いほど、ママのネットワークは子供のネットワークとかぶるようになります。この2つは、それゆえの悩みといえるでしょう。

とはいえ、これらの2つのパターンは、多かれ少なかれ誰もが通過する道。少々の悩みは誰でもあるものです。でも、中には、大きなストレスへと発展していくケースもあります。何とかやりくりできるママと、ママ友ストレスで追い込まれるママ、どう違うのでしょうか?

 

ママ友との小さなストレスを大きく悪化させる要因とは?

実は、パターンAとパターンBともに悪化させる要因は一緒。その共通の悪化要因は“反芻グセ”です。こちらの記事『子育て中の自己嫌悪を減らす心理テク3つ!育児に悩むママへ』では、ママの自己嫌悪の要因として反芻グセを取り上げましたが、このクセは非常に守備範囲が広く、ママ友ストレスの主原因としても、心をむしばんでいきます。

まず反芻グセについて、さらっと触れましょう。これは、牛やヤギなどの反芻動物がいったん飲み込んだものを後になって噛み砕くところからそのネーミングが来ています。牛やヤギは草を反芻しますが、人間は言葉を反芻します。その日に起こったこと、つい言ってしまったことなどを、しばらくたってから頭の中に思い浮かべ、あれこれと自己評価していくのです。いい自己評価なら大いに結構なのですが、あいにく反芻グセはネガティブに展開することが圧倒的。

例えば、子供が寝静まった夜、リビングに座り、昼間の出来事をこんな風に反芻します。
「今日のランチ会、スキップしちゃったけれど、大丈夫だったかな」
「うちの息子、どう思われているんだろう……」
「園の入り口で、何を話していたんだろう? 気になる……」
「すごく入りづらい雰囲気だった。ということは……?」
「○○さん、今日すごくそっけなかった。もしかして、昨日の○○が原因?」

そしてエスカレートすると、
「なんか私、色々と噂されている気がする」
「私の育て方って間違ってる?」
「さっき挨拶したら、無視された! 私を避けているんだ」
「私、嫌われているのかも」

ママにとって貴重なひとり時間を、あれこれ反芻して過ごしてしまっているために、リセットできずに、ストレスはどんどん悪化していきます。

 

反芻グセ、どうやったら解消できる?

このように、「もしかして~なのかもしれない」「きっと~~にちがいない」と悪い方へ悪い方へと想像を膨らませていくとどうなると思いますか? 相手の行動がすべてそのように見えてきてしまうのです! 3人寄って話していると自分が噂されている気がする。笑顔でさえも、愛想笑いに思えてしまう……。

相手の心を読もうとするクセ、これは読唇術ならぬ、読心術です。時にママ友の心、ご主人の心、お子さんの心を知りたいと思うかもしれません。でも人の心を正確に読むのは不可能です。本来ならスムーズにお付き合いできる相手なのに、勝手に膨らませたイメージでぎこちなくなってしまってはもったいないですよね。

次、心の中で、「きっと~~にちがいない」と悪い想像がスタートしたら、
「こんなこと考えていたらせっかくのひとり時間がもったいない」
「みんな、私の悪口に時間を割くほどヒマじゃない」
「本当かどうか分からないのにくよくよしていたらバカらしいわ」
「勝手に想像しては相手に失礼」
「きっと別の理由があったはず」
「実際にどうかも分からないのに、私ってば」
と自分に一喝。

確かに、
全てのママに好かれたら理想的かもしれません。
子供同士が仲良しならば、ママ同士も仲良くできたらベストかもしれません。

でもそれができないこともある、そんな余白を自分に残しておいてあげないと、ママ友付き合いはどんどん苦しくなっていきます。知らぬ間に自分を窮屈にしている“いい人でいたい”という縛り、これを捨てられると、反芻グセはあっという間になくなります。いい人でいる前に、自分らしく。ママ友ストレスに押しつぶされてしまう前に、「私は私でいればいい」とぜひ自分軸の立て直しをしてみてください。


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※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。