「頭がいい」とはどういうこと?

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「頭がいい」とは、テストの点数が良い、おもしろい話ができる、想像力が豊か、記憶力が良い、知識が豊富、頭の回転が速い……などが思いつくところですね。

では、脳のしくみを元に考えてみると、頭、つまり脳が働いているとき、脳の中ではニューロンという脳細胞が電気信号を送ることで情報伝達を行っているのですが、その情報伝達の効率が良いことも「頭がいい」の具体例と言えるでしょう。

運動することで脳にどんな良い影響があるのでしょうか。

運動することによって脳の中ではどのような反応が起こっているのでしょうか。まず、脳の血流量が約10倍に増えると言われており、新鮮な酸素や栄養分がよりたくさん脳に届けられるということです。これにより、脳の働きが活発になり、いわゆる「頭がすっきりしている」状態をもたらします。さらに運動は、先ほど説明したニューロンにも様々な良い影響をもたらしているのです。

運動で新しいニューロンが作られる

私たちの脳では日々新しいニューロンが作られていますが、運動をすることで新しいニューロンの数が増えることが実験で示されています。カリフォルニアの神経学者フレッド・ゲージは、ニューロンが新しく作られる条件を調べるために、マウスのケージに様々な道具を用意しましたが、回し車で遊ぶだけの運動で新しいニューロンが作られることがわかりました。

しかし、ゲージの実験結果から新しく作られたニューロンは刺激がなければ同じだけ死んでしまうことも分かりました。そこで注目したいのが、カナダの心理学者ドナルド・ヘッブの「使用がもたらす可塑性」です。

ヘッブが実験用のマウスを子どもたちと遊ばせ、遊ばせていないマウスと学習検査の結果を比較したところ、子どもたちと遊ばせて様々な刺激を受けたマウスの方が高い学習能力を得ていることが分かりました。

ニューロンは使用されること、すなわち新しい経験によってニューロンに刺激を与えることでニューロン同士を結合し、回路を構築していくのです。つまり、「使用することが可塑性をもたらす」のです。

この2つの実験を通して分かることは、ニューロンは運動によって生まれ、そして、新しい経験から刺激を受けて生き残るということです。運動が脳に刺激を与える新しい経験になりうることは言うまでもないでしょう。

>>>運動はニューロン同士の結合を促進する