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誤って他人にケガさせてしまったら、賠償額どうする?(2ページ目)

通勤・通学・買い物・子どもの送迎等、日常生活に欠かせない自転車。近年増えている自転車事故を少しでも減らすよう、平成27年6月から道路交通法が改正されるそうですが、万が一誤って他人にケガをさせてしまったら、どうしたらいいでしょうか? 今回は、自転車に乗っている時を含め、他人にケガをさせたり、他人の物を壊してしまった時に備える個人賠償責任保険について解説します。

平野 直子

執筆者:平野 直子

ふたりで学ぶマネー術ガイド

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個人賠償責任保険のお得な入り方は?

個人賠償責任保険に入れば、家族も安心だね!

個人賠償責任保険に入れば、家族も安心だね!

個人賠償責任保険は、単独で契約することはできず、損害保険会社や共済等の火災保険や自動車保険、傷害保険に特約として付けることで加入できます。

特約保険料は、賠償責任保険の最高限度額(300万円~1億円など)や保険料の支払い方、保険会社によって幅はありますが、月額100円前後です。保険料がそれだけ安いのは、その分起こる確率も低いという背景がありますが、万が一起きてしまった場合は高額な賠償になる可能性がありますので、やはりこのくらいの保険料は払っておくと安心だと思います。

賃貸住宅にお住まいで自動車にも乗らないという方は、「借家人賠償責任保険」と「個人賠償責任補償」をセットで加入するのもよいでしょう。

また、最近は、「自転車保険」というような名前がついた保険もいくつか登場しています。内容を見ると、傷害保険に個人賠償責任特約が付いているタイプで、自転車事故に限らず、日常生活で偶然に起きた事故も補償されるものが多いようです。

このほか、ネット専用の保険会社や携帯電話会社、クレジットカード会社などが、月額500円以下で加入できる個人賠償責任特約付き傷害保険を提供しています。
●au損害保険 あ・う・て 「ケガの保険Byclie」(au以外の携帯電話利用者も契約可能)
●ドコモ 「サイクル保険」(ドコモ契約者向け)
●JCBカード トッピング保険 「自転車プラン」「日常生活賠償プラン」(カード会員向け)
など。(会員向けの場合は、退会すると保険も継続できなくなってしまうので、ご注意ください。)

個人賠償責任保険がセットできる保険は、死亡補償の有無、ケガによる入院・手術をした場合の保険金額、賠償責任の限度額、示談交渉サービスの有無など、受けられる補償内容がさまざまです。個人賠償責任保険については、配偶者や子どもなど、同居の家族も補償の対象となりますが、自分のケガや入院にも備えたい、という場合は、「家族型」に入る方法もあります。自分たちに本当に必要な補償は何か整理して、保険比較サイトなどで複数の見積りを取って比較検討してみてはいかがでしょうか。

【関連リンク】
●あなたの財産を守る!? 家庭のリスクマネジメント
●なかなか使えるぞ!個人賠償責任保険損害保険/損害保険(その他)についても知ろう
●個人賠償責任保険とペット保険の賠償責任特約の関係/ペット保険/ペット保険の基礎知識
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