三重の観光・旅行/三重の観光スポット

大正浪漫を味わえる邸宅「六華苑」散策(3ページ目)

六華苑(旧諸戸清六邸)は、山林王と呼ばれた桑名の実業家、二代目諸戸清六の邸宅です。洋館は鹿鳴館を設計し「日本近代建築の父」と呼ばれた、ジョサイア・コンドル氏によるもの。洋館と和館、蔵の建物群と「池泉回遊式」日本庭園で構成された邸宅で、創建時の姿をほぼそのままにとどめています。映画やテレビドラマなどの撮影にもよく使われています。

大石 ゆう

執筆者:大石 ゆう

三重ガイド

芝生の広場と池が中心の日本庭園

六華苑

写真撮影で一番の人気の場所からの一枚です。


庭園は建物の南側にあります。芝生の広場と池を中心とした日本庭園です。桜は思ったよりも少なく、いわゆるお花見はできませんが、様々な植物が植えられています。せせらぎもあり、古代ハスも水辺に植えられていました。春は新緑、秋になると見事な紅葉を楽しむことができます。当初、池の水は揖斐川と繋がっていて、川の干満の変化に合わせて池の水位が変わる「汐入り庭園」となっていました。現在の水位は一定です。

六華苑

芝生にはベンチも置かれています。


とにかく日本庭園としては空間も広いし、とても気持ちが良い場所になっています。のんびり過ごすには最適ですね。

六華苑

お部屋から庭園を見る。


六華苑は新婚夫婦のために建てられたこともあり、季節の風を感じながら、誰かと語り合うのにぴったりかもしれません。

次は六華苑が臨時休苑になる理由と隣接している施設についてです。

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