”世界標準”のEDMをアイドル界でやる理由

――いろんな意味でStereo TokyoがEDMとアイドルのカルチャーを混ぜる実験と考えるとあらためて面白いですね。
「BABYMETALとか僕お客さんで行ってたんですけど、本当にメタルとアイドルのカルチャーを混ぜるのが上手かったじゃないですか。あれも偏ったジャンルを攻めた結果ですよね」

――BABYMETALはスタートはアイドルでしたけど途中で海外とリンクして、そこからアイドルファン以外も取り込んで。
「それも大事だと思ってて。アイドル的なやり方に染まりすぎると頭打ちになると思うんです。うちも今握手会とかやってますけど、握手ってやりすぎると止めるタイミングを逃しちゃう。そのスタイルだと箱の規模でいえば2000人くらいが限界ですよね」

――そこから上の規模に上がって、さらに継続させていくためにはももクロみたいに一般人気を掴むか、BABYMETALみたいに海外で受けて逆輸入的にファンを増やすといったアイドルファン以外を取り入れる必要がありますよね。
「そうなんですよ。そうじゃないと、女の子もモチベーション落ちてきますし、好きなグループが上に昇るところを見たかったファンもその先を見れなくなる。そういう意味でもEDMってフォーマットは対海外という意味でも広げやすいんですよね。アイドルファン以外のところに届けるためにも」

――それを考えると「BPM128」「サビでボーカルなし」みたいな海外のEDMの基本を抑える意味がよくわかりますね。理想でいえばEDM版のBABYMETALになれれば、という。
「ただ今回の『Electron』はEDMのジャンルでいうとBig roomっていう大箱系のわかりやすい音で、最先端からすると2,3年前の音じゃんって言われる音なんですけど、今の日本だとまずここから初めていこうかなと。世界の潮流にフックアップされそうな音はカップリングとかでやれたらいいと思ってます」

――ちなみにメンバーは高校生以下中心ということで当然夜のクラブに行っちゃいけない年齢なわけですけど、EDMとかクラブ感、パーティ感ってどう説明してます? ちなみに先日のライブ後に「EDMってどういう意味?」ってメンバーに聞いたら「うーん!」って悩んでましたけど(笑)。
「そこから教えるところですね(笑)。とりあえずメンバーのLINEグループに一方的にEDMのYou tube動画を上げて見とけ、って言ってます。あと漫画だと全員に読ませてるのは『とんかつDJアゲ太郎』ですね。あれでDJとは、クラブとは、を学んでもらおうと」

――わはははは、『アゲ太郎』でクラブを知るEDMアイドルって最高ですね! ではそんなStereo Tokyo、5月には初主催イベント「STEREO JAPAN 「Electron」Release Party Electric Monkey in TOKYO」「in OSAKA
」も控えてますが、どう成長していきたい?

「『ULTRA JAPAN』は絶対に出たいんですけど、イビザかマイアミに行きたいですね。まずは日本で一年足場を固めて、次に海外に行ければな、と。あとお客さんにはガンガン光ってほしいですね! 今ミラーボールとかグッズ出してますけど、いろいろ光るグッズ出す予定です。あとレイヴホーンとか鳴り物もぜんぜん持ってきていただいていいんで(笑)。ライブの楽しさって、同じ曲聴くならCDでいいわけじゃないですか。それをアイドルファンが同じライブを一日2回3回って行くっては、その現場に違うものがあると期待して行くわけで。だからライブではその時だけの盛り上がりを毎回作っていければいいなと思ってるんです。Stereo Tokyoも盛り上げるんで、お客さんも好き勝手に盛り上がって欲しいですね」

>関連リンク
Stereo Tokyo
Stereo Osaka



※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。