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“EDMアイドル”Stereo Japan前編(2ページ目)

世界的なムーブメントとなっている”EDM”。このド派手なサウンドをひっさげてステレオ東京がSteleo Tokyoとして帰ってきた!しかしその陰に隠れた「お店の人殴るのが楽しいと思ったらやってもいいよ(笑)」という姿勢とは?水江チーフマネージャーに話をうかがいました。

大坪 ケムタ

執筆者:大坪 ケムタ

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「このままだと面白くないな」からのEDMアイドル

――まず昨年秋まで活動していた「ステレオ東京」から「Stereo Tokyo」へ、そして「EDMアイドル」へのリニューアルですが、どういった経緯で変えることになったんですか? 
「ステレオ東京はちょっと急いで作ったのもあって、ちょっとコンセプトとか詰めれなかったんですね。だからどこかでリニューアルしなきゃ、というのは考えてて。まあ、正直に言えば『このままだと面白くないな』と思ったからなんですけど(笑)」

――本当に正直ですね! ともかく危機感はあって。
「それでまず曲をどうにかしようと思ったんです。じゃあEDMはどうだろう? と思ったんですね」

――もともと水江さんはEDM好きだったんですか?

「そんなことないっすよ。聴き始めたのは去年の年末くらいからです」

――あ、本当に最近ですね(笑)。

「Aviciiとか名前知ってる程度でしたね。でも実際、EDMって日本だと日本国内で活躍してる人でEDMシーン牽引してる人とか表に出て来ないし、“ULTRA JAPAN”(マイアミで行われている世界最大級のEDMフェスULTRAの日本版)みたいなデカいパーティが日本で開催されたりしてるのを見て、『どうやら流行ってるらしい』止まりじゃないですか」

画像

StereoJapanメンバー。左より椎名彩花(MC/1998年生/green)、西園寺美沙(MC/1999年生/yellow)、八木来未(MC/2004年生/red)、河村ゆりな(MC/2002年生/blue)、三浦菜々子(DJ/1998年生/purple)、岸森ちはな(MC/1999年生/white)


――音楽雑誌やネットみてると「EDM、EDM」と名前は見るんですけど、体感的に流行ってる空気は薄いですよね、日本だと。
「それに今、日本のアイドルとかJ-POPでやっているEDMって、サビにちゃんと歌があって、音色をそれっぽくするくらいなんですね。でも世界では流行ってるEDMってちゃんとスタイルというか様式美があるんです。BPMが128だとか、サビに歌がないとか、あとダンダンダンダンダダダダダ……っていうビルドアップからドロップが来て、みたいな」

――すごい勉強になります! 
「サビに歌がないようなスタイルでちゃんとヒットしたのはSEKAI NO OWARIの『Dragon Night』くらいしかないのかな。あれもNicky Romero(世界DJランキング8位にランクインする実力派EDMプロデューサー・DJ)のプロデュースなんですけど」

――日本だとネットでヘンな感じで広まりましたけど、すごい雑な言い方ですが「EDMってああいうの」て説明するのに一番適当な曲が出てきた感はありますよね。

「本当に今まで日本人でいなかったんですよ。だから他にやってる人もぜんぜんいないし、ステレオ東京としてもメンバーの入れ替わりもやる必要があったから、このタイミングで『EDMアイドル』として全部変えようとしたんです」

――それでシングル『Electron』を作って。これも楽曲はさっきおっしゃった「BPM128」、「サビでボーカルなし」等々のEDMの基本を抑えつつ、MVも海外のEDMのMVで定番の「何かから逃げ続ける映像」と“世界標準”を意識した内容になってます。
「曲を作る時も、さっきお話ししたとおり、日本でEDMの曲作れる作家さんがいないんですよ。だからデモとか上がってくると、サビにボーカル乗ってたりするから全部突っ返します(笑)。それだとアイドルらしくはなるんですけど、安室奈美恵ちゃんとかと変わんなくなっちゃう。それから一ヶ月くらいやりとりしてやっと一曲出来る感じで」
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