古典芸能と絵本がコラボレーションしたら……
もしも落語や浪曲と絵本がドッキングしたら、いったいどんなイベントになるのでしょう? ちょっとワクワクしてきますね。そんな意外性のあるお出かけスポットを2か所ご紹介します。古典芸能と絵本から生まれる化学変化(?)に期待が膨らみます。バーゲンブックもあり!「ブックハウス神保町」のワークショップ
古書店が並ぶ神田神保町にあるブックハウス神保町は、本を置くと読んでくれるおはなしくまさんがいたり、動く絵本があったりするとっても楽しい絵本屋さんです?! しかも、新刊書店さんなのに出版社の謝恩価格本やバーゲンブックの販売をしており、お気に入りの絵本が定価の50%OFFで手に入ることもあるパパ・ママにっこりのお得な本屋さんです。その上、土日にはおはなし会だけでなく楽しいイベントが開かれていることも多いので、パパ・ママだけでなく子どもたちにも嬉しい書店です。なかでも今年ガイドがおすすめしたいイベントは、5月5日の子どもの日に開催される落語と絵本のワークショップ「落語と絵本でまかせてちょんまげ!」です。
寄席はもちろん学校公演やライブハウスなどでも活躍している落語家・入船亭扇里師匠の御噺一席と絵本作家・きたがわめぐみさんの読み聞かせが行われるほか、落語と絵本に関する盛りだくさんの内容で、およそ1時間にわたる楽しいワークショップになります。
「5月5日は予定があって行かれない……」とがっかりされた皆さん、ご心配はいりません。ブックハウス神保町では、次から次へと楽しいイベントが開催されていますので、「おしらせ・イベント情報」をぜひチェックしてみてください。5月5日以外にもお子さんにピッタリの楽しいイベントに巡り会うことができると思います。
・落語と絵本でまかせてちょんまげ!
落語と絵本の盛り沢山な内容のワークショップ
開催日:2015年5月5日 14:00~ 約1時間
要予約 ご予約とお問い合わせはブックハウス神保町まで。下記ご参照ください。
木戸銭:500円
■ブックハウス神保町
住所:東京都千代田区神田神保町2-5 1F
電話番号:03-3261-5691
国立文楽劇場で浪曲を聞く!演目は「ねぎぼうずのあさたろう」
みなさんは浪曲を聞いたことがありますか? 浪曲は明治初期に生まれた大衆芸能の1つで、演歌や歌謡曲の原点とも言われています。当時は忠臣蔵や一本刀土俵入りなどの演目が人気を博しました。そう聞くととても古臭く感じられるかもしれませんが、実はオペラ「蝶々夫人」とか落語「あたま山」など様々な分野から題材を取り入れて、新曲が生まれて人々に受け入れられてきました。そんな中ついに、アニメにもなった浪曲風野菜づくし時代劇絵本(!)の『ねぎぼうずのあさたろう』が、本物の浪曲になっちゃいました! 国立文楽劇場で開かれる錬成会で、女性浪曲師・浪花亭友歌さんが絵本作家・飯野和好さん作のこの浪曲をうなってくれます。
とっつきにくいイメージのある浪曲ですが、実はとてもわかりやすくて面白い。絵本の読み聞かせでも大好評のこの作品なら、はじめての浪曲体験にもピッタリですね。小学生以上の大きなお子さんにおすすめのイベントです。
・国立文楽劇場 第26回浪曲錬成会
開催日:2015年5月30日(土)
開演時間:【第一部】 正午開演 【第二部】 午後3時開演
ご予約・お問い合わせは、国立劇場チケットセンター(0570-07-9900または03-3230-3000)まで。
料金:一般 2100円 ・ 学生 1400円
■国立文楽劇場
住所:大阪府大阪市中央区日本橋1-12-10
電話番号:06-6212-2531(代表)