パレルモで食べるべき代表的なストリート・フード
【アランチーナ Arancina】日本でもお馴染みのライス・コロッケ、アランチー二。なぜか日本では男性複数形名詞で呼ばれていますが、パレルモではアランチーナ(女性形単数)。複数形はアランチーネになります)。
【パニーノ・コン・ミルツァ Panino con milza】
ミルツァは脾臓のこと。つまり、内臓バーガーです。パレルモ弁では「パーネ・カ・メウツァ」 と呼ばれています。数時間煮込んだ内臓をラードで炒めたハイカロリーフード。カッショカバッロチーズやリコッタチーズをトッピングしていただきます。
【スフィンチョーネ Sfincione】
甘酸っぱいトマトソースに、玉ねぎ、アンチョビなどを乗せたパンピザ。生地は極厚でサクサクフワフワした食感が特徴です。
【スティッギオーレ Stigghiole】
羊や牛の大腸をぐるぐる巻きにして炭火焼にしたモツ焼き。マルサラの海塩とシチリアン・レモンをたっぷりかけていただきます。
【マンジャ・エ・ベービ Mangia e Bevi】
豚のパンチェッタを長ネギにぐるぐるに巻いて炭火焼にしたもの。日本食にもありそうな組合せで、日本人の心をつかみます。
【パネッレ Panelle】
ヒヨコマメのペーストをフライにしたもの。塩とレモンでそのまま食べるか、パニーノに挟んでいただきます。揚げたては香ばしくてたまりません!セットで、クロッケ Crocche’(ポテトとイタリアンパセリのコロッケ) もどうぞ。
…などなど。市場や街角のバールやロスティチェリア(ストリート・フード的な揚げ物や惣菜パンを扱う店)で食べられます。
2000年以上続く長い歴史の中で、列強国による複雑な支配文化と地中海の王国として君臨し、今なお残るクラス社会のはざまで生まれた、さまざまなストリート・フード。
パレルモ滞在中は、豊かな地中海の恵みや太陽に愛された食材を存分に使ったシチリア料理のひとつのカテゴリーとして、伝統のストリート・フードもぜひ。パレルモっ子の真似をして食べ歩きも楽しいですよ!(ただし、体重増加は自己責任です)