老後はマンションを終の棲家にするという選択
駅近マンションなら便利で楽に暮らせるので終の棲家にぴったり。
駅近マンションなら、買い物や通院に便利で、玄関の鍵ひとつで防犯が可能、ワンフロアで暮らすことができ庭の手入れも不要ですから、高齢者にはうってつけの住まいになります。
中古マンション+リフォームで理想の住まいを作る
段差があるマンションは車いすでは外出しにくい。
ただし中古マンションを選ぶ際に注意しておきたいのが、共有部分のバリアフリーです。古いマンションではエントランス部やアプローチに階段や段差があることも。いくら室内をバリアフリーにしても、部屋に入るまでにバリアがあると外出もままなりません。
以前、ガイドYuuが住んでいたマンションは、共有部分に階段があり、ケガで車いすの生活をしている1年間、介助者がいない時は一切外出ができませんでした。終の棲家にするなら、共有部分のバリアフリーは忘れずに確認しておきましょう。
段差解消や動線の見直しなどバリアフリーリフォーム
〈終の棲家にするために−1〉
アイランドキッチンは行き止まりなく回遊できる理想のバリアフリー動線(アイランドキッチンのリフォームで暮らしが変わるより)
玄関~室内~水まわりまでの段差解消、扉は引き戸に、トイレや浴室などに手すりを取り付けるなどはもちろん、動線計画を見直しておくことが大切です。
動線とは、家の中を人があるく道筋のこと。例えば寝室から水まわりまでを近くする、車いすでも移動しやすいよう通路は広めにとる、できるだけ行き止まりを作らないなどの工夫をしておくことで、いざという時にも暮らしやすい家になります。
マンションリフォームは一戸建てに比べて間取りの自由度が高いので、間仕切り壁を取り払ってスケルトン状態にすれば1から間取りを描けます。ただし壁式構造など一部の構造のマンションでは間仕切り壁が移動できないケースがありますので、事前に確認しておきましょう。
カメラ付きインターホンなど防犯性能を高めるリフォーム
〈終の棲家にするために−2〉
カメラ付きインターホンで玄関まわりの防犯性能を上げておく。
カメラ付きインターホンへの交換リフォームは、既存のインターホン配線を利用して取り付けができるので、意外と簡単にできます。
配線不要で扉に引っ掛けるだけの簡単なワイヤレスカメラもあります。安心して暮らせる終の棲家になるよう防犯性能を上げておきましょう。
次のページは、健康と将来のためにぜひ押さえておきたいことです。