ダイエットに野菜が欠かせない理由
ダイエットには、低カロリーで高栄養の野菜は、必需品
野菜には、いろいろな栄養が含まれています。ここではそんな中でも特に注目したい栄養素をご紹介いたします。
ポイント6 ダイエットの強い味方、食物繊維
水溶性食物繊維は、ネバネバが多い
主に、豆類や芋類、玄米などに多く含まれていて、食物繊維と聞いて一般的にイメージされ、るのが不溶性の食物繊維です。腸内で水分を吸収することでふくれあがり、腸を刺激することで、便秘の予防や改善につながります。また、よく噛む必要がある上、胃の中での滞在時間が長いので、満腹感につながり、食べ過ぎを防いでくれるのです。
一方、水溶性の食物繊維は、あまり認識されていないかもしれません。主に、海藻、果物、納豆、きのこ類などに多く含まれます。具体的には、納豆、わかめ、こんぶ、なめこ、オクラ、こんにゃく、寒天など、ネバネバしたものに含まれることが多い、とすると覚えやすいかもしれません。
水溶性食物繊維は、食べ物に含まれる糖の吸収をおさえることで、余った糖が中性脂肪に変わるのを防いでくれるほか、余分な油を便と一緒に排泄したり、コレステロールの材料となる胆汁酸と結合することで、コレステロール値を下げてくれる効果があります。
食物繊維は、不溶性も水溶性も、共に、とても優れた成分です。ご飯のおかずに、オクラ入り納豆などを取り入れてみるのも良いですね。
ポイント7 むくみを解消したいなら、カリウム
アボカドはカリウムも豊富なんです!
塩分を取り過ぎたな、と思ったときには、アボカド、納豆、芋類、かぼちゃ、白菜、きゅうりなど、カリウムが豊富に含まれる野菜や果物を摂ってみるのも良いでしょう。
ポイント8 保っておきたい成分、鉄分とカルシウム
レバーは鉄分の王様
中でも、不足しないよう特に気をつけたい成分が「鉄分」と「カルシウム」です。鉄分が不足すると、貧血になったり、息切れしやすくなります。体調を崩してしまってはダイエットどころではありません。ダイエット中でも、鉄分を豊富に含む、レバーやアサリ、シジミや緑黄色野菜を、積極的に摂りましょう。
また、カルシウムの不足は、骨粗鬆症につながります。若いうちは問題なくても、いつまでも健康な体を維持するためには、骨の健康は欠かせません。カルシウムは、牛乳や乳製品にも含まれていますが、小魚、小松菜、かぶ、大根の葉っぱ、春菊、枝豆など、魚や野菜にも多く含まれています。魚や野菜もバランスよく摂るように心がけましょう。
ポイント9 果物を食べるなら、朝か昼
フルーツは「キレイを保つ」ダイエットには欠かせません!
ところで、ビタミンCを豊富に含む食品の代表である果物、いつ食べるかで、体への影響が変わってくるのをご存知ですか? 果物には「朝が金、昼が銀、夜が銅」という言葉があり、一日の中でもなるべく早い時間に食べる方が良い、とされています。
実は、果物の甘さである果糖は「単糖」といって、体内にすぐに吸収されるタイプの糖なのです。単糖は、体内ですぐにエネルギーになるのが特徴で、これから活動をする体にとっては良いのですが、そのまま寝てしまうような場合には、エネルギーが使われず、体の中に溜め込まれて中性脂肪となってしまいます。ですから果物を食べるなら、朝か昼がおすすめです。
ポイント10 爽やかな苦みで食欲を抑える、グレープフルーツ
グレープフルーツには、食欲促進を抑える成分ナリンギンがあります
グレープフルーツには、ビタミンやミネラルの他、「ナリンギン」と呼ばれる成分が含まれています。ナリンギンは、グレープフルーツのあの苦みのもととなる成分で、食欲を抑える働きがあると言われています。そのため、ビタミンやミネラルを摂取しながらも、食欲を抑えることができる食品として、ダイエットに重宝されているのです。
最後に
ダイエットとなると、ついつい結果を急いでしまいがちです。我慢をしたり手間がかかったりと、大変なイメージも強いと思います。けれども、今の体は、毎日毎日の食生活の積み重ねでできたもの。ですから、少しずつ、自分に合ったペースで、取り組んでみることこそが、本当にダイエットを成功させるコツだと思います。せっかく痩せても、ストレスをためたり、健康を害してしまっては、意味がありません。楽しく、無理なく、少しずつ。できることからはじめてみましょう!