韓国語能力試験(TOPIK)の攻略法

アンニョンハセヨ? 「韓国語能力試験(以下、TOPIK)」は、韓国政府系の団体(国立国際教育院)が主管であることもあり、韓国語学習者の関心は年々高まっているようです。

TOPIKは1997年から実施されていますが、2014年に大きく試験形式が変わりました。どのように変わったのか、そして試験の解き方のコツや攻略法などをご紹介したいと思います。

【目次】
・新・韓国語能力試験(TOPIK)試験概要と過去問入手法
TOPIK1(1~2級)について
TOPIK2(3~6級)について


※当記事では「TOPIK1」「TOPIK2」と表記していますが、本来はローマ数字が用いられています。当サイトでは便宜上、アラビア数字(1,2)を用いています。ご了承ください。

新・韓国語能力試験(TOPIK)試験概要と過去問題の入手方法

早速、TOPIKがどのように変わったのか見てみましょう。これまで「初級(1~2級)」「中級(3~4級)」「上級(5~6級。韓国語は「고급(高級)」という言い方をします)」の3種類に分けられていたのが、「TOPIK1(1~2級)」「TOPIK2(3~6級)」の2種類になりました。

日本では「公益財団法人 韓国教育財団」が試験の管轄をしていますが、財団ホームページの「改編体制によるQ&A」 に、以下のような表が掲載されています。分かりやすくまとめられていますので見てみましょう。
新旧TOPIK比較

公益財団法人 韓国教育財団ホームページ「改編体制によるQ&A」より 
 

TOPIK1とTOPIK2、それぞれの変更点

TOPIK1は、問題数と時間が短くなり、気軽に受けやすくなった印象を受けます。また、作文問題がなくなったので、今までよりかなり負担感が減るものと思われます。

TOPIK2は、「中級」と「上級」のどちらを受ければ良いんだろうと悩み、併願をしていた方は1つの試験を受ければ良くなったので負担は減ります。一方で、試験では当然のことながら上級の問題も多く出題されるので、「2級に受かったばかり」という方にとっては、負担感が大きいのは否めません。

また、「級別の認定基準」「問題の種類及び配点」「合格基準」の情報は、こちらのページ(先の財団HP「韓国語能力試験」の説明ページ)にまとめられています。

ページをご覧になるとお分かりかと思いますが、TOPIK1は「聞き取り」と「読解」の2教科でそれぞれ100点ずつ。よって、総合点は200点。TOPIK2は「聞き取り」「書き取り」「読解」の3教科で、やはりそれぞれ100点ずつ。よって、総合点は300点となります。

それぞれの合格基準は?

合格基準は1級が80点以上、2級が140点以上(以上TOPIK1)。3級は120点以上、4級は150点以上、5級は190点以上、6級は230点以上(以上TOPIK2)となります。TOPIK1、2それぞれの教科数で点数を割ると、一教科平均どのくらいの点数を取れば何級に届くか、ということが分かりますね。

改編前のTOPIKは、「及第点(足切り点数)」のシステムがあり、一教科でもこの「及第点」を満たさない教科があると、いくら総合で合格点を超えていても不合格となっていました。しかし、改編後の新TOPIKは、この及第点システムがなくなり、合格点さえ満たしていれば合格となります。「特定の教科が苦手」という方にとっては朗報ですが、最上級の6級(合格点230点)を目指す場合は全教科万遍なく高得点を取れるよう、普段から学習する必要があります。

試験問題はすべて韓国語で出題される

もう一つ、TOPIKについて申し上げておくべきことは、試験問題はTOPIK1、TOPIK2共にすべて韓国語で出題される、ということです。日本に主催団体がある「ハングル能力検定試験」とは違い、世界的に実施されている韓国語の試験だから、という点も理由の一つでしょう。

「問題文が韓国語で出題される」と聞くと戸惑われるかもしれません。しかし、TOPIK1、TOPIK2に共通して試験問題の構成は毎回ほぼ同じなので、過去問題に目を通し、出題される韓国語をあらかじめ調べておけば慣れておくことができ、試験当日戸惑うことがありません。是非問題の構成を事前にチェックしておき、出題内容を理解するための時間は問題に解答するための時間に回してほしいですね。

過去問は、韓国の公式サイト(韓国語)でも入手することができますが、こちら(かじりたてのハングル「TOPIK資料室」)は日本語のサイトですので、見やすいでしょう

それでは、試験の中身について見てみましょう。まずはTOPIK1(初級)についてです。TOPIK2(中上級)の情報をご覧になりたい方は、3ページ目に飛んでください。