ブルーボトルコーヒーやゴリラコーヒーなど、アメリカから話題のコーヒーショップが続々オープンして注目されています。確かに選び抜かれた豆で丁寧にドリップしたコーヒーのおいしさは何物にも代えがたいものがあります。しかし、あえてそんな今だからこそ見直したいのが古き良き時代のアメリカのコーヒースタイルです。


アウトドアで飲むコーヒーはカウボーイがお手本

パーコレーターでコーヒーを入れる

ポコポコとお湯が沸き、あたりにコーヒーの香りが広がる至福の時間

西部開拓時代に広まって、その後普及したパーコレーターという専用のポットがあります。これで入れる「本場のコーヒー」はアウトドアシーンにぴったり。グルメの舌をうならせるのではなく、ワイルドな本能に訴えるその香りと味はまた格別です。

パーコレーターは19世紀にヨーロッパで生まれ、その後、開拓者たちによってアメリカに伝えられました。西部開拓時代を描いた映画やドラマで、カウボーイたちが焚き火でコーヒーを入れるときパーコレーターが登場するシーンを見たことがある人も多いのではないでしょうか。

仕組みは至極単純。お湯を沸かすポットの中にアルミのパイプとコーヒーを入れるカゴ状のものがついていて、沸騰したお湯がパイプを通じてカゴの中のコーヒーに落ちて抽出する構造。蓋に取り付けられた樹脂製の透明ノブを見ていると、ポコポコとお湯が沸く様が見えるので、そこに現れるコーヒーの色を見て抽出具合を判断します。好みの濃さになったらカップに注いで飲むという寸法です。

パーコレーターの内部

パーコレーターの内部

コーヒーフィルターを使わないのでゴミが出ないため非常にエコ。しかも、おいしく入れるには火加減、湯加減、注ぎ方などなど、ちょっとしたコツがいるのがアウトドアマンズの自尊心をくすぐるのです。「パーコレーターでおいしいコーヒーを楽しめるようになれば一人前」なのです。

筆者は写真のミロ社のものと、コールマン社のもの2種を30年近く愛用していますが、トラブルもなく、まだまだ現役。ノブが少し溶けて、煤がついた本体もむしろ「ベテランの味」。ちなみに往年のアウトドア好き、キャンプ好きにはおなじみのミロ社は1940年にアメリカウィスコンシン州で生まれたアルミ製品メーカーがルーツ。軍事用のアルミ製品で事業を拡大し調理器具を幅広く製造しました。

その後、別のメーカーに買収され現在は世界有数の調理器具メーカーであるグループセブがブランドを所有しているようです。

パーコレーターでおいしいコーヒーを入れるコツ

粗挽きの豆

パーコレーターには粗挽きがおすすめ

さて、このパーコレーターでおいしいコーヒーを入れるコツをお教えしますポイントは「粉っぽさ」をいかにして少なくするか。
  • 1 豆は粗挽きにする コーヒーを入れるカゴの部分には小さな穴が開いています。細かく挽いたコーヒーだとどうしてもここから豆が漏れてしまうので粉っぽくなるのです。なので少し粗挽きのほうがパーコレーターにはむいています
  • 2 お湯は少な目に コンロで入れるときは火加減の微調整が可能なのでそれほど気にすることはありませんが、焚き火でコーヒーを沸かすなら少な目に。多いと沸騰したときに一気に湧き上がってコーヒーが噴出してしまうのです。もちろん焚き火用の手袋は忘れずに
  • 3 火にかけすぎない パーコレーターの中のコーヒーはどんどん循環するので時間がたつとちょっと煮詰まった感じになってきます。なので火にかけすぎないのもポイントです。とはいえ、僕は煮詰まったコーヒーもそれはそれでキャンプらしくて嫌いじゃありません。ポコポコと沸くコーヒーを眺めているのは至福の時間。しばらくそのままで眺めていたくなるのです
  • パーコレーターで入れたコーヒー

    パーコーレーターで入れたコーヒーで古き良きアメリカに想いをはせる

  • 4 抽出したらしばらく置いておく 粗挽きを使っても、やっぱりコーヒー豆は漏れ出てしまうものです。なのでしばらく置いて沈殿するのを待ちましょう。沈殿したら、そーっとカップに上澄みを注げばOK!

デリケートに入れたグルメなコーヒーとは一味違うワイルドな味と香りはアウトドアならではの楽しみ。ぜひ、チャレンジしてみてください。

 




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