『きんぎょがにげた』
五味太郎さんの遊べる絵本の代表格。ページをめくると金魚がおうちの中の様々な場面に巧みに姿を隠しているのです。好奇心と探究心をくすぐられた子どもたちは、自分から「ここ、ここ!」と教えてくれるでしょう。時期の個人差はありますが、1歳前後の盛んな指差しの行動は、ことばが出てくる前段階と言われます。絵本を通して、「指差しで人に伝え、反応が返ってくる喜び」もたくさん体験できるといいですね。繰り返し読んできんぎょが隠れている場所をすっかり覚えていても、何度読んでも子どもたちを喜ばせてくれる絵本。幼児期を通して長く楽しめるので、私は、上の子が2~3歳のころに赤ちゃんが生まれたご家庭に、赤ちゃん向け絵本とともにプレゼントしたことがあります。赤ちゃんの成長と共に、きょうだい一緒にきんぎょを探して楽しんでくれたようです。
絵本『きんぎょが にげた』
【書籍データ】
作: 五味 太郎
出版社: 福音館書店
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