イタリアで美術・芸術を鑑賞しよう!

「ポンペイの赤」と言われる赤色が見事なポンペイ遺跡の壁画(世界遺産)

「ポンペイの赤」と言われる赤色が見事なポンペイ遺跡の壁画(世界遺産)

古代ローマ帝国時代から2000年の歴史を誇るイタリアには、ギリシャ・ローマ美術から、現代アートに至るまで、長い芸術の歴史の変換を21世紀の今も、「生」で見ることができます。建築・絵画・彫刻など、その時代を生きた本物の芸術。各地の美術館や博物館はもちろん、そして教会や大聖堂など、現存する作品の数々を鑑賞するのはイタリア旅行の楽しみの筆頭です。

古代ギリシャ・ローマ芸術

地中海文明・ギリシャ、ヘレニズム芸術の影響を受けた古典美術。ローマ帝国の首都であった「ローマ」には建築物や彫刻、「ポンペイ(世界遺産)」の遺跡では、ヴェスビオ火山の噴火で一瞬のうちに埋まってしまったため、美しい発色が残る壁画などを見ることができます。

特に南イタリアにこの時代の遺物は多く、ナポリ近郊のパエストゥム(世界遺産)やシチリア島のアグリジェント(世界遺産)などがあります。また各地にある考古学博物館も古代ファンにはオススメです。

ビザンチン芸術

パレルモのマルトラーナ教会内部にある金のモザイク

パレルモのマルトラーナ教会内部にある金のモザイク

5~15世紀に、ギリシャ、ヘレニズム、ローマの古典美術の影響を受けながら、東方やキリスト教の要素を含んで形成された芸術。イタリアでは、ベネチア、南イタリア、シチリア島などに多く残され、見事なモザイク画を見ることができます。

典型的なビザンチン芸術を見るなら「ラヴェンナ」の初期キリスト教建築物群(世界遺産)。また、「ベネチア」のサン・マルコ大聖堂や「ローマ」のサンタ・マリア・イン・トラステーベレ教会など、人気観光地にも残されているのでお見逃しなく。

東方・地中海諸国からの影響を強く受けたシチリア島「パレルモ」では、このビザンチン様式に、アラブ様式が加わり、さらに当時の歴史的背景から独特の芸術として開花した、貴重なアラブ・ノルマン様式の建物や装飾芸術を見ることができます。