イタリアで美術・芸術を鑑賞しよう!
「ポンペイの赤」と言われる赤色が見事なポンペイ遺跡の壁画(世界遺産)
古代ギリシャ・ローマ芸術
地中海文明・ギリシャ、ヘレニズム芸術の影響を受けた古典美術。ローマ帝国の首都であった「ローマ」には建築物や彫刻、「ポンペイ(世界遺産)」の遺跡では、ヴェスビオ火山の噴火で一瞬のうちに埋まってしまったため、美しい発色が残る壁画などを見ることができます。特に南イタリアにこの時代の遺物は多く、ナポリ近郊のパエストゥム(世界遺産)やシチリア島のアグリジェント(世界遺産)などがあります。また各地にある考古学博物館も古代ファンにはオススメです。
ビザンチン芸術
パレルモのマルトラーナ教会内部にある金のモザイク
典型的なビザンチン芸術を見るなら「ラヴェンナ」の初期キリスト教建築物群(世界遺産)。また、「ベネチア」のサン・マルコ大聖堂や「ローマ」のサンタ・マリア・イン・トラステーベレ教会など、人気観光地にも残されているのでお見逃しなく。
東方・地中海諸国からの影響を強く受けたシチリア島「パレルモ」では、このビザンチン様式に、アラブ様式が加わり、さらに当時の歴史的背景から独特の芸術として開花した、貴重なアラブ・ノルマン様式の建物や装飾芸術を見ることができます。