美味しいパンを味わい尽くす！パリのブーランジュリー(3ページ目)

おすすめの個性派ブーランジュリー

バゲットの名店は近所のマダムの口コミやバゲット・グランプリに任せるとして、他にも各種さまざまパンが食べられる個性豊かなブーランジュリーも是非行ってみたいところ。そこで、他にはないパンが味わえる個性派ブーランジュリーをご紹介します。

デュ・パン・エ・デ・ジデ

今パリで最も注目されているブーランジュリーの一つで、新しいお店が次々とできている人気のエリア、サンマルタン運河近くに構えます。クラシックな外観、そして店先に置いてある大きな木のテーブルと椅子が目印です。

オーガニックの小麦粉や、パンプリィ産のバター、そして旬のフルーツなど素材にとことんこだわり抜き、従来のパンにアイデアをプラスし、ここでしか作れないオリジナルのパンがずらりと並んでいます。特に10月から5月の間でしか食べられない塩バター風味のキャラメル・リンゴ・タルトは豊かな塩バターとリンゴの風味がマッチした逸品です。

＜DATA＞
■Du pain et des idées デュ・パン・エ・デ・ジデ
住所：34, rue Yves Toudic 75010 Paris
電話：01 42 40 44 52
営業時間：6:45～20:00
定休日：日曜日
アクセス：メトロ5号線Jaques Bonsergentより徒歩３分

ポワラーヌ

サンジェルマンのシックなショッピング通りであるショルシュ・ミディ通りに構える小さいけどおしゃれなレンガ造りのパン屋さん。ここはバゲットを売らないという、フランスでは珍しいこだわりを持っています。天然酵母を使いフランス革命以前からの釜で焼いた「ミッシュ」というパンドカンパーニュがスペシャリテで、他にも「プニション」という名のサブレもお土産に大人気です。

隣はこちらのパンを使ったタルティーヌ専門レストランになっています。

＜DATA＞
■Poiâne ポワラーヌ
住所：8 rue du Cherche-Midi 75006 Paris
電話：01 45 48 42 59
営業時間：7:15～20:15
定休日：日曜
アクセス：メトロ4号線St Sulpiceより徒歩5分

ルゲイ・ショック

1920年創業のマレ地区にあるブルターニュ地方のブーランジュリー。ブルターニュ地方名物の塩バターを使ったパンが人気です。フランボワーズやアプリコットなどの美しいカラフルなフルーツを使ったタルト類も充実しています。

ブルターニュ名物のクイニアマンが人気ですが、個人的におすすめなのは、パン・ダマンドとよばれるアーモンドパン。クロワッサンのように重ねたパイ生地の上にパウダーシュガーとアーモンドスライスがふんだんにトッピングされ、パリパリとモッチリの食感が同時に味わえるボリュームたっぷりのパンです。かなり濃厚で、くせになる味なので覚悟してください。

＜DATA＞
■Legay choc ルゲイ・ショック
住所：45, rue Ste Croix de la Bretonnerie 75004 Paris
電話：01 48 87 56 88
E-mail : info@legaychoc.fr
営業時間：7:30～20:00
定休日：火曜
アクセス：メトロ1号線Hôtel de Villeより徒歩5分

サーシャ・ファンケルスタン

ユダヤ名物サンドイッチ「ファラフェル」のお店も多い、マレ地区のユダヤ食料品街であるロジェ通りの一角にあるユダヤ系ブーランジュリー。鮮やかな黄色い店構えが目印です。

プレッツェルやベーグルなど、モチっとした食感のパンが揃っています。これらのパンは、見かけの割にどっしりと重く、意外とボリュームがあるのが特徴。バゲットの皮特有の固い食感が苦手な人にはおすすめです。また、ヘルシーなユダヤ総菜も置いているので、パンと一緒にテイクアウトするのもいいですね。

＜DATA＞
■Sacha Finkelsztajn サーシャ・ファンケルスタン
住所：27, rue des Rosiers 75004 Paris
電話：01 42 72 78 91
営業時間：10:00～19:00
定休日：火曜
アクセス：メトロ1号線St Paulより徒歩5分