アッパーミドル~ “プレミアム”か“それ以外”か
次は、欧州Eセグメント(アッパーミドルクラス)以上のモデルで選んでみよう。このクラスは、サイズ的にはほぼ同じながら、プレミアムとそれ以外の2種類に分けることができる。要するに、アウディ、BMW、メルセデスの独プレミアム御三家と、それ以外だ。ワゴンとしての実用性では、“それ以外”に軍配の上がることも多いから、使えるステーションワゴンが欲しいという人は、高いプレミアムブランドを避けるのも賢い買い方である。
オススメは、カオとパワートレインを変更したマイチェン後のプジョー508SW。
実に欧風な乗り味と、実用性の高さで、プレミアム勢を凌ぐ。さらに、プレミアム勢より街で見かけることが少ない。人とは違うワゴンに乗りたいという方は、ぜひ一度、試してみてほしい。
いやいや、このクラスはやっぱりプレミアムブランドに限る、という方には、本音を言うと、もう少し待て、である。なぜなら、御三家ともモデルライフとしては後半戦のクルマばかりになるからだ。逆にいうと、いい条件が出やすいし、煮詰まった、成熟したモデルということもできる。
2004年に登場した、アッパーミドルのA6、そのステーションワゴン版がA6アバント。ラゲージ容量は565~1680L、価格は627万~900万円。ハイパフォーマンスモデルのS6アバント(1245万円)、RS6アバント(1563万円)もラインナップ
2013年のビックマイナーチェンジで登場した、M・ベンツE63AMG S 4マチック ステーションワゴン。更なるハイパフォーマンスグレードのSは585ps/800Nmの5.5Lツインターボを搭載。ラゲージ容量は621~1876L 、価格は1601.4万~1739万円
結論:ワゴンを越えた美しさCLSクラスシューティングブレーク
スタイルコンシャスなM・ベンツCLSクラスに登場した、CLSシューティングブレーク。スポーティモデルに積載性を確保したスペシャルな形というコンセプトだ。ラゲージにはオプションでウッドフロアも用意された。ラゲージ容量は590~1550L、価格は1275.4万円
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