『念力家族』ドラマ化への道のり
ガイド:笹公人さん、今日のテーマは、NHK Eテレで3月30日に放映開始(毎週月曜 午後6時45分~6時55分)となる青少年向けドラマ『念力家族』です。これは、笹さんの歌人としてのデビュー作となった歌集『念力家族』のドラマ化! おめでとうございます。笹さんには、2003年にこの歌集についてインタヴューをしていますが、そんな展開になると想像していましたか?
念力家族 (amazon.co.jp)
笹公人の歌集☆『念力家族』 (All Aboutテクノポップ)
笹:
ありがとうございます! 12年前の四方さんのインタビューが、記念すべき『念力家族』初のインタビューでした。当時はもちろんNHK Eテレでドラマ化するとは、夢にも思っていませんでした。ドラマ化するとしても、まさか12年後になるとは誰も予測できなかったと思います。とっくに絶版になってTIMEシャワーに射(う)たれてましたから…。
ガイド:
どんな経緯でドラマ化が実現したのですか?
笹:
この12年の間に映画化、アニメ化、漫画化、舞台化の話などいろいろありました。でも、こういう話は企画段階でぽしゃることが多いので、今回のドラマ化の話を頂いた時も至極冷静でした。正直、実現したので驚いています。
今回は、宇宙ヤングのバックダンサー経験もある、親友の脚本家・佐東みどりさん(男性)がNHKに企画を出してくれたのがきっかけなので、みどりさんのおかげです。「持つべきものは友(英訳:What you should have is friends.) 」ですね。出会った当時、みどりさんは「エンタの神様」の構成の仕事をやっていたりしていましたが、とても気が合い、ぜひいつかお仕事をご一緒したいと思っていたので、その点でも夢が叶いました。