テクノポップ/アーティストインタヴュー

aco(spoon+)のルーツは味園ビル!?(4ページ目)

アルバム『eat』に続いて、2つの新曲「キングとジャックは取り込み中」「バレンタインキッス」をデジタル配信したばかりのspoon+のacoちゃんに登場いただきました。今話題の映画『味園ユニバース』の舞台となった味園ビルの話から始まる、acoちゃんの素敵なカミングアウトです。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

PV4連発

ガイド:
僕は別にacoちゃんがパンツ女のままでも素敵だと思うのですが、これを見た企業の方、ぜひ勇気ある決断、お願いします!
今回のアルバムからは、3つのPVが制作されていますが、これらは「SUNDAY MUSICVIDEO RELAY.」という企画からだったんですよね。これはどんな企画だったのですか?

aco:
週末にPVをぽんぽんあげていくみたいな企画したいなとおもって、やれるだけやってみました。監督さんについてもらったもののありますし、自分で撮影、編集とひとりでやったものもあります。2枚目のアルバムhearからも一曲「上等な眩暈」のPVもこの企画の時にアップしました。

ガイド:
「上等な眩暈」は、ヴィジュアルアートとしても、とっても面白いですね。やはり、映像というのもspoon+にとっては大きなテーマなんでしょうか?

上等な眩暈 (YouTube)

aco:
大事ですね。大事というかそもそも、aco自身そんなに音楽というものには執着していないので、表現したいもののツールとして音をとらえてます。そもそも、わかりやすいものしか好きじゃないんですよ。目で見てかわいいものや楽しいものって、わかりやすくてすきなんです。

佐々木喫茶さん

ガイド:
ちょうど、2月には2つの新曲のデジタル配信が始まりましたので、そちらについても伺います。うわぁ、楽しい曲になっていますね! 「キングとジャックは取り込み中」は、ちょっと東洋風のメロディーがスパイスになっていて、超ピコピコしています。佐々木喫茶さんには、具体的にアレンジのイメージとか伝えたのですか?

キングとジャックは取り込み中 試聴 (SoundCloud)
キングとジャックは取り込み中 (iTunes)
kingandjack

キングとジャックは取り込み中


aco:
「佐々木喫茶さんのアレンジ」というのがこの曲の出来上がりのアレンジイメージだったので今回は細かいことはあまり伝えませんでした。デモが出来上がった時に、とにかく勢いがあって、いい意味でごちゃごちゃしてる音作りができそうな人を探して佐々木喫茶さんにお願いしました。
twitterのDMで「spoon+のacoというものなんですけど…」とかいって(笑)。

日本風の音階に、昔の日本語のいいまわしとかそういうニュアンスをわざと入れて作った曲です。この曲をこのまま5番や10番までつくったら、なにかとんでもない事件がおこりそうなイメージがあります。
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