住宅設計・間取り/実例にみる間取りプラン

建坪14坪・木造3階建ての間取り実例&ポイント(2ページ目)

地価が高い都市部では、木造3階建ての住宅が珍しくなくなりました。小さな敷地でより多くの床面積を確保するためには有効な方法だと言えます。ここでとりあげる住宅は、敷地面積が25坪で建て坪が14坪の家です。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

プランの考え方と工夫したポイント

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1階床面積 : 47.47平米
2階床面積 : 45.89平米
3階床面積 : 39.23平米
延床面積  : 132.59平米(40坪)

1階はカーポートの他、洗面、浴室等の水まわり、納戸、大型ウォークインクローゼットを集めたユーティリティゾーンとしています。

2階は家族が集まるリビング、ダイニング、キッチンのパブリックスペースです。
敷地が南北に長いため中央部分のダイニングスペースは採光が厳しくなります。そこでトップライト(天窓)を設け明るさを確保しています。

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ダイニングは天井も高く明るい日差しが入ってくる。  


3階は寝室と子ども部屋です。子ども部屋は、将来2部屋に分割可能なようにドアをあらかじめ2つ設けてあります。

■建物外観

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道路側が北側ということもあって、外観のデザインはバランスよくシンプルにまとめている。  


■ダイニングからキッチンを見る

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キッチンのシンク部分を家具で隠すことで、ダイニングやリビングに落ち着きを与えている。  


■リビングにはすっきりとした家具を
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テレビを納めるリビングの家具はすっきりとしたデザインに。  


ガイド佐川旭のアドバイス

3階建てでの意外な盲点は、排水管をどこに通すかが悩ましいところです。例えば、3階のトイレと1、2階のトイレの位置が必ず同じとは限りません。そういった場合は、防音材一体型排水管や管に遮音シート等を巻いて音を防ぐことです。家族同士であっても、トイレなどの排水音は気になるものだからです。
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