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私がドッキリ番組を苦手な理由

すべてのバラエティ番組、お笑い芸人を愛しているという触れ込みでやってきた当ガイドですが、実を言うと最近また見掛けるようになった「ドッキリ番組」が苦手です。何も批判するつもりは全くありませんが、この場を借りて思い切ってカミングアウトさせてください。

広川 峯啓

執筆者:広川 峯啓

お笑い・バラエティ番組ガイド

決して批判ではありません

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すべてのお笑い、バラエティーをこよなく愛している当ガイドですが、思い切ってカミングアウトしてしまうと、いわゆるドッキリ系の番組が苦手です。いや、何もここで批判しようというんじゃありません。番組を作ってる方々、出演してる皆さんが面白いものにしようと真剣に取り組んでることは重々承知してるんですが……。

バラエティーの1コーナーだったり、番組ごとドッキリだったり、スタイルはそれぞれ違うものの、どれもわりかし視聴率もよろしいようです。特にBPOから問題視されてるわけでもなく、とやかく言う問題じゃないと判ってはいるんですが。まあ、そういう考えもあるんだってことで大目に見てください。

昔はもっと過激だった

たしか子どものころは「ドッキリカメラ」も「スターどっきり(秘)報告」もよく見てたように思います。今よりも過激な内容で、やくざに絡まれたりとか、誘拐されて人質になったりとか、規制が緩かったのかムチャクチャやってました。

そんな昔と違い、現在のいわゆる「ドッキリ」番組は、さまざまな規制に縛られた中で工夫がなされています。ただ、ドッキリに引っかかる人が大体決まっているというのは、今も昔も変わってません(笑)。あの林家ぺー師匠が、往年の「ドッキリカメラ」の中で律儀に毎回だまされていたのは、子ども心にも妙な違和感を感じたものでした。

そういった番組以上に好きだったのが、様々ないたずらを紹介した本でした。中でも名著といわれる「いたずらの王様」という海外の本には夢中になりました。ユーモラスないたずらのことを、英語で「プラクティカル・ジョーク」と呼ぶことを知り感心したものでした。生まれながらの小心者なのでで実行にこそ移せませんでしたが、優れたいたずらには仕掛けられた人間も笑ってしまうようなユーモアが含まれているってことも学びました。
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