イタリア/シチリア島

魅惑のシチリアグルメ ミネラル満載!地中海の天然塩

太陽と海、肥沃な大地が育てるシチリアの食。シチリア旅行に行くなら(行かなくても)知っておくとより楽しめるシチリアの食材や料理、お菓子をご紹介して行くシリーズ。今回は、 「モツィアの天然海塩」です。塩田の絶景も見どころ!

岩田 デノーラ 砂和子

執筆者:岩田 デノーラ 砂和子

イタリアガイド

 知られざる絶景!青い海を白く輝かせる広大な塩田風景

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遠くにはエガーディ諸島を望む。爽快な絶景!

ハワイの黒い塩「ブラック・ダイアモンド」やボリビアのローズソルト。日本や世界には、様々な塩がありますが、南イタリア・シチリアにも、あります!天然の極旨塩!(ちなみにイタリアも塩ブーム)

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お土産にぴったり!限定クリスタル塩

シチリア島西岸のマルサラ郊外。古代カルタゴ遺跡が眠るモツィア島を間近に望む海岸沿いに、広大な塩田が広がっています。

風車で海水を引き込み、太陽の熱で濃度を上げながら、結晶した塩を掬い取るという、昔ながらの方法で塩作りが続けられている塩田。塩が結晶し始める6月頃には、海面が真っ白に輝きます。

自然の気候に合わせて行われる塩作り。真夏の収穫最盛期には、人の手によって救い上げられ、盛られた小さな塩の山が、海の中にいくつもできる光景も見られます。

素材は、海、風、太陽。ロマンチックなシチリアの天然塩

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6月頃から始まる塩の収穫。手作業で行われる

塩田のほぼ中心にある風車小屋は、小さな塩の博物館。風車小屋の内部に展示された、塩作りの歴史、昔から使われる伝統の道具などの見学のほか、お土産にしたくなる塩の販売も行っています。

売られている塩のタグに書かれている「素材」は、海、風、太陽。「人の力」も加えたいところですが、たしかに、その通り(笑)地中海を凝縮したような天然の海塩は、「お持ち帰りできる地中海」と言ったところでしょうか?!

その味は、ミネラル豊富、ほんのり甘くやわらかい味わいで、思わずそのまま食べたくなるような深みのある味わいが特徴。ヨウ素、フッ素、マグネシウム、カリウムが主成分でしが、特にマグネシウムの含有量が高く、その割合は30%以上だそうです。身体を機能させる酵素をより働かせるために必要な成分と言われるマグネシウム。普段の食生活でよく使う塩から、摂れたら助かりますね。

配り系土産にぴったりのクリスタル塩と貴重な一番塩

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収穫初期にだけの限定塩「ソッフィ・ディ・サーレ」

こちらで売られている塩は、結晶化したクリスタル塩と「ソッフィ・ディ・サーレ(塩の息吹)」と呼ばれる塩。「ソッフィ・ディ・サーレ」は、6月下旬の収穫初期にうっすらと海面に浮かんできた一番塩のことで、風の少ない日のみに収穫できるという貴重な塩。クリスタル塩よりも粒子が細かく、味わいもさらにまろやかです。

小さな袋に詰めた塩の結晶は、なんとたったの1ユーロ(2015年3月現在)。ミルやすり鉢で砕きながら、料理の最後やテーブルで。シチリアの思い出話を披露する食事会などの演出にもよさそうです。

 

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珍しい塩のテイスティングも!

またこれらにコリアンダー、サルヴィア、レモン、オレンジ、ジュニパーなどを加えたハーブフレーバー塩も。ハーブ塩を果物と合わせる「塩のテイスティング」(要予約)も体験できます。

もしシチリアの旅の拠点、パレルモを訪れたら、少し足を延ばして…塩田の見学もおススメですよ。

送迎車+日本語通訳付きで便利!>>>「ドンナ・フガータワイナリー見学と試飲&塩田」

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※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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