ラグジュアリー装備から先端技術まで標準装備
2010年のデビュー当時のスペックは、3.5Lのガソリンエンジンが最高出力306ps、モーターは最高出力68ps。これに7速ATが組み合わされます。専用のメーターパネルには、バッテリーの使用状況を示す表示や、モーターのみで走行している時に点灯するEVランプが備わります。また自車が高速道路を逆行した際に警告する機能も標準装備
つい先日、2015年2月にマイナーチェンジして顔がスカイライン風になりましたが、動力的にはその前の2013年7月の燃費アップ以降の変更はありません。あとは最先端の安心技術(前方衝突予測警報や衝突被害軽減ブレーキなど)が備わったくらいです。
というわけで最先端安全技術こそ現行モデルに及ばぬものの、ショーファーカーとしての位置付けであるシーマを除けば、日産の最高級セダンらしい豪華装備が200万円台前半の中古車にも備わっているのです。
例えばHDDナビ、運転席&助手席電動シート、助手席電動オットマン機構、ドライビングポジションメモリー機構、キセノンヘッドライト、バック&サイドビューモニターなどは標準で装備。
またコーナーの曲がる先を照らすアクティブAFS、先行車が停まればこちらも停まるクルーズコントロール、燃費を悪化させるような荒いアクセルワークに注意を促すエコペダルなども標準装備しています。
発進時はモーターで走行。中高速域ではエンジン、全開時にはエンジンに加えモーターもアシストして後輪を駆動します。また減速時にはモーターが発電して、リチウムイオン電池に充電します
さらに約70km/h以上で走行中に車線を逸脱しそうになると、警報音&表示とともに車を車線内に戻す力が短時間だけ発生する車線逸脱防止支援システム、低速走行時に歩行者が車に近づくと警報音が発生する機能など、先進の安全装備も標準で備わります。
オプションでは本革シートや、BOSEサウンドシステム、森のような気持ちよさを提供してくれるフォレストエアコンなどがあります。中古車を選ぶ際にこうした装備の有無をチェックすると楽しいですよ。
これだけ装備満載で、チマチマ燃費を稼ぐだけでなく、いざとなればモーターのアシストによってガソリン車のフーガを置いてきぼりにする加速性能も兼ね備えているのに、新車時の半額以下です。
確かにマイナーチェンジ後のスカイライン顔はスマートかもしれませんし、燃費もライバルのトヨタクラウン(JC08モードで23.2km/L)には及ばないものの、いずれも200万円台ではとうてい買えません。
中古車のフーガハイブリッドを買うお父さんは、地球に優しいとーちゃんだけじゃなく、走ってもカッコいいとーちゃん、しかもお手頃価格で車を購入できるしっかりとーちゃんです。
この価格ならトヨタプリウスの新車が射程圏内ではありますが、フーガハイブリッドで「やっぱりハイブリッドカーでも、車は走る気持ちよさが大切だよ」とお子さんにも教えてあげてください。
このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。
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