コンパクト&低燃費&大容量でも値落ちしてきた

気づけばこんなに値落ちしていて「おいしい!」という中古車をご紹介しているこの企画。今回はトヨタラクティス(旧型)を取り上げたいと思います。2代目ヴィッツをベースとしたコンパクトカーながら大容量のラゲージを持つ同車は、初代ヴィッツをベースとしたファンカーゴの後継車。荷物がたっぷり詰めますというバン的なイメージもあったファンカーゴに比べ、車名を変えるなど、見た目がもっと乗用車ライクに仕立てられています。中古車人気も高く、なかなか値落ちしなかったのですが、デビューから5年以上経ってようやく100万円以下でも十分選べるようになりました。

トヨタラクティス フロント

コンパクトカーながら広い室内&ラゲージを備えるラクティス。ラゲージの開口部は特に高さが1m以上あり、幅は970mmあります。また重い物を乗せやすいよう、最低地上高は515mmと低くなっています。これなら家電量販店からお持ち帰りもラクラク

登場したのは2005年10月。「高速大容量スタイリング」をテーマに開発され、大容量のラゲージを備えながらも、キビキビとした走行性能も併せ持つところが特徴です。エンジンは1.3Lと1.5Lの2種類。それらにCVTが組み合わされ、1.5L車はパドルシフトが付いた7段変速CVTで、スポーツモードも備えています。またコンパクトカーゆえ燃費も良く、10・15モード燃費は1.3L車で18.4km/L、1.5L車で18.0km/L。

ラゲージ容量は5名乗車時で321L、後席を倒せば987Lというファンカーゴ譲りの大容量です。後席を前方へダイブするように折り畳むことで、自転車を積めるほど平らで広いラゲージ床面を作り出せます。低燃費で、必要十分な広さがあって、でも荷物がたくさん積めて、しかも安くて……と、まさに人々の欲望をそのままカタチにしたかのような一台。こうした「コンパクトなんだけれど荷物もたくさん詰めますよ」的な車は、やはり節約やエコが叫ばれる現在においてはとても人気があります。

トヨタラクティス  インパネ

クルーズコントロールやプラズマクラスターなどの設定もあります。また、ステアリング前や助手席前の上下、買い物フック、助手席脇のトレイなど小物を納める収納がたっぷりとあるのも特徴。さすがトヨタ、至れり尽くせり、抜かりはありません

人気があるということは、本来中古車では値落ちしないということに繋がります。しかし現行型ラクティスが登場して半年近くたち、旧型がたくさん市場に出回るようになりました。流通台数が多ければ値落ち圧力が働きますので、先述のように100万円以下でも十分選べるようになったのです。ちなみに原稿執筆時点での最安値は35.8万円(2006年式の1.3Lで走行距離9.5万km)。1.5Lの5万km以下でも70万円前後で十分見つかります。

もはや世間ではハイブリッドカーが主流になりつつありますが、そうは言っても100万円以下でハイブリッドカーを手に入れることなどなかなかできません。ましてや、ラクティスのような大容量ラゲージを備えた使いやすい車など……。そう考えると、人気車のラクティスがこの価格に落ちてきたことは、かなり歓迎すべきことなのではないでしょうか。

低燃費で大容量なラクティスの魅力を、次ページでさらに見ていきましょう。