いじめ問題・対策/いじめ予防

いじめっ子にならないために親としてできること

いじめは加害者がいなくなればなくなります。では、どんな子供がいじめの加害者になりやすいのかということを見てみると、一歩間違えると誰でもいじめの加害者になる可能性があることがわかります。家庭で折に触れ「感情のコントロール」の仕方を教えてあげるようにしましょう。

小野田 真里子

執筆者:小野田 真里子

いじめ問題・対策ガイド

いじめは加害者がいなくなればなくなる

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いじめ加害者にならないために

いじめは、いじめの加害者がいなくなればなくなります。それでは、どんな人がいじめの加害者になりやすいのか、そして、どうしたらいじめの加害者になるのを防ぐ事が出来るのかということを考えてみたいと思います。

なぜ、いじめるのか

いじめの加害者は、相手に対して攻撃的なため強そうにみえます。しかし、実は心が弱いから、自分のストレスを他人にぶつけるのです。いじめの加害者は、他人の気持ちを理解したり、共感したりすることは苦手です。小さな頃から共感力を育てていきましょう。(参照:いじめ加害者をなくすためには共感性を育みましょう

典型的な「いじめっこ」(いじめ加害者)のタイプ

では、どんなふうに心が弱いのかという観点でいじめっこのタイプをみてみましょう。

わがまま、未学習のタイプ
  • いつも自分中心でないと気がすまない
  • 人の失敗がゆるせない
  • 人の気持ちを理解できない
  • 暴力を振るう以外に人との関わり方をしらない
  • 自分が欲しいものを手に入れるために手段をえらばない

自己嫌悪感を持っているタイプ
  • 自分の価値がないと思っている
  • 挫折、失敗の経験があり、うまくいかないといらいらしてやつあたりをする
  • 人をうらやむ気持ち、ねたむ気持ちが強い

ストレスを発散させるタイプ
  • 家庭や部活動、学校生活などで大きなストレスをかかえている
  • 自分が誰かにやられたことを別の人にやり返す
  • 怒りをおさえることができない

どうでしょうか? ともすると、誰でもいじめの加害者になる可能性があるということがわかると思います。

小さなうちから感情のコントロールの仕方を身につけよう

ですから、小さなことから親は子供の気持ちを受け止めて、それをどう処理していいのかということを、ていねいに教え、導いて行ってあげてほしいと思います。

お手伝いでも良いので、小さな約束ごとをつくって少しずつ守ることでもいいです。また、嫌な気持ちがおきたときに、
  • 相手を攻撃するのではなく言葉で「それはいやだ」と伝える方法
  • 誰か大人に相談する方法
  • 心におきたことをどう表現したらいいのかというコミュニケーション能力
を少しずつ教えていってあげることで、いじめ加害者となる子供達を少なくすると信じています。
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