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池田扶美代『ドラミング』インタビュー!(2ページ目)

アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル率いるローザスが、5年ぶりとなる待望の来日公演を実現! 1998年に初演を迎え、以来世界各地で上演を重ねてきたローザスの代表作のひとつ『ドラミング』を披露します。ここでは、ローザス創立メンバーのひとりであり、“ドラミング ワークショップ”を開催する池田扶美代さんにメールインタビューを敢行! 作品への想いをお聞きしました。

小野寺 悦子

執筆者:小野寺 悦子

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『ドラミング』のオリジナルダンサーのひとりでもある池田さん。
当時どういったプロセスで創作されたのでしょう?

池田>この作品は『Just Before』という作品のショートバージョンです。『ドラミング』の前年にあたる1997年につくられた『Just Before』は、沢山のテキスト、生演奏、ライヒ以外の曲(ケージ、クセナキス、リンベルグ、バルトロメー、ドゥ・メイ、ドビッシー)と休憩を入れた3時間の作品で、この作品のダンスパートだけが『ドラミング』に凝縮されました。テキストを言いながら踊ったデュオやソロもあります。

このように、演劇性の強い作品をダンスだけの作品にショートバージョン化するつくり方は、ローザスではよくあります。日本ではテキストのあるローザス作品が紹介されていないのが残念です。


踊り手として感じる『ドラミング』という作品の難しさとは?

池田>難しさ……ないです。踊っていて楽しいです。


初演時と現在で、変わった部分、変わらない部分とは?

池田>オリジナルダンサーが踊っていない分、どこから動きが生まれたかなどのエピソードを把握しているひとや演劇的なソースはなくなりましたが、ダンスとして受け継がれていく中での『ドラミング』のスピリットは変わっていないと思います。


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Drumming 1998 (C) Herman Sorgeloos




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