自分の業務を常に見える化しておく
職場復帰してから仕事の勘を取り戻すのに時間がかかることも。モレのないように確認を怠らないようにしましょう。
まずは、保育園の呼び出しや子どもの病気でいつ休んでもよいように、自分の業務の可視化を心がけましょう。たとえば、部署の共有フォルダーのなかに自分の業務フォルダーをつくっておく、業務スケジュールは、計画(予定)と進捗度合いがすぐわかるようにしておくなどです。
このように共有しておくことでいつ・誰に引き継ぎをしてもよいようにすると部署内の業務の標準化にもつながりやすくなるので、ぜひトライしてみてください。
残業できなくとも、コミットする姿勢を見せる
保育園のお迎えをしなければならないということで、残業できないママは多いでしょう。しかし「残業できない」という理由で、責任が軽い仕事を志向していては、キャリアアップはできません。ビジネスでは「ここは踏ん張り時」ということが必ずあります。職場ではそういったときに、ともに頑張る姿勢を見せることで、信頼を勝ち取ることができます。たとえ残業できなくてもコミットする姿勢を見せることができると良いでしょう。家庭を守るママにはそれぞれの事情がありますが、もし可能であれば家族やベビーシッターなどの協力を仰いで、残業できるような体制ができれば理想的でしょう。周囲の協力者を少しずつでも見つけていくのは、ずっと仕事を継続していく上では大切なことです。自治体で運営されているファミリーサポートセンターなどを利用するのも一つの方法でしょう。
また、たとえば週1回は残業できる曜日を設けるなどのマイルールをつくれれば、1週間のなかでも仕事の進め方の緩急を調整でき、ご自身のストレスを減らすこともできるでしょう。
上司と業務のゴールイメージを事前にすりあわせておく
上司から仕事を依頼されたら、最終的なゴールイメージは上司とすりあわせることが大切です。このときも仮説を立てて質問をすることで、イメージの共有とアウトプットのスピードを上げることができます。これは時間が限られているワーキングマザーなら、ぜひ身につけておきたいコミュニケーションスキルです。たとえば「これは以前の◯◯の案件に似ていますが、前回担当したときの資料作成のイメージでいいでしょうか?」と質問できるかどうかで、上司からのアドバイスが違ってきます。
そして完成前に6~7割程度で、上司に進捗確認をしてもらうことで、大きな修正を防ぐことができます。もちろん前例踏襲であってもプラスαの改善点など、提案できれば、あなたの仕事力をアピールすることもできます。
ミスをしないよう確認を怠らない
職場復帰する前の赤ちゃんとの日常のなかでは、論理的にモノを考えるということからは遠ざかりがちになります。そのため復職直後はモレに気づかなかったり、時間に追われて仕事をするため、産前はしなかったようなミスをしてしまうこともあります。仕事の勘を取り戻すのに時間がかかる方もいるので、重要ポイントのチェックや確認だけは必ずやっておきたいところです。一人で不安な場合は同僚に手伝ってもらえるとよいでしょう。自分をアップデートする努力をする
子育て中は守りに入りがちなママも多いです。しかし、現状維持では変化のスピードが速い現代において、知識や能力はすぐに錆びついてしまいます。自分をアップデートするために1日10分でかまいませんから、専門知識を得るために読書をしたり、勉強する時間が取れるとよいでしょう。「この分野ならば任せて安心」と思われる人材になることで、限られた時間のなかでも、職場のなかで自分の居場所を確保することができます。
いかがでしたか?別記事「働くママがよりよく職場復帰をするヒント(ママの気持ち編)」も合わせてお読みいただいて、復職までの準備をしっかりしてくださいね!