内・外装、走りすべてが上質になったアテンザ
写真のワゴンは全長4805×全幅1840×全高1480mmで、セダンは全高4865×全幅1840×全高1450mmとセダンの方が60mm長く、ホイールベースも80mmセダンの方が長くなっている。価格帯は276万4800円~396万9000円
マツダのフラッグシップセダン/ワゴンであるアテンザがビッグマイナーチェンジを受け、新しく生まれ変わった。なお、マツダではマイナーチェンジとは呼ばず、大幅改良と謳っているが、ここでは分かりやすくビッグマイナーチェンジと表記していきたい。
改良点は数多く、見た目で最も変わったのはインパネで、フロントマスクなどエクステリアにも手が入れられている。また、先進安全装備もアップデートされている。走りの印象をお届けする前に簡単に内・外装の変更点、そして安全装備について触れておきたい。
エクステリアでは、精悍さと上質さを増した顔つきが印象的だ。水平基調を強調したフィンデザインのグリルをグレーのガンメタリックで塗装することで、グリルに深みが加わりエレガントな雰囲気を漂わせている。ヘッドランプはLED化され、グリルを囲むシグネチャーウイングはヘッドライトとの連続性を感じさせるものに変更された。
また、19インチのアルミホイールには高輝度塗装が施され、LED発光シグネチャーを採用したリヤコンビランプも後ろ姿をより印象的なものにしている。
フルモデルチェンジ並に大きく変わったインパネ
大幅に変わったのがインパネで、センターコンソールを含めて造形を大幅に変更し、最新のマツダ・デザインに準ずるイメージを構築しながら最上級モデルにふさわしい質感を抱かせる空間へと変わった。
マツダ初の電動パーキングブレーキ(EPB)やダッシュボード上に配置された7インチセンターディスプレイには「マツダ・コネクト」、そしてヘッドアップディスプレイも採用されている。装備面でも後席シートヒーターや電動リヤサンシェードなどを設定し、快適装備も充実化されている。
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