エンジンは素晴らしく、ハンドリングもイイ!でも…

MPVにターボエンジン搭載車が追加された。車両価格を見ると標準グレードである『23C』より33万円高。『スポーティパッケージ』なら約20万円高でしかない。それでいて82馬力ものエクストラパワーや(163馬力から245馬力になる)、6速AT、姿勢制御装置DSC、18インチホイールなどが付く。内容を考えれば大いに魅力的だと思う。

Dレンジをセレクトして走り出すと、動力性能は圧倒的である! 直噴ターボということもあり、低い回転域から太いトルクをキッチリ出す。ターボエンジンというより、3,5リッター級の大排気量ノンターボエンジンのようだ。日産の3,5リッターV6よりパワフルに感じるほど。ミニバン用のエンジンとして評価すると「素晴らしい!」。

もちろんV6エンジンと違い「スムーズで上質な回り方」じゃない。したがってパワー&滑らかさを両立してしまっているエスティマのV6と比べれば質感で届いていないものの、コストパフォーマンスという点で高く評価したいと思う。なんたってオデッセイの200馬力エンジン搭載車よりリーズナブルでいながら、高性能なのだから。

「コストの問題で通常のノンターボエンジンでは採用出来なかった」と言われる6速ATの仕上がりも良好。アクセル全開の加速をすれば、出来の良いクロスレシオのような感じでギアが上がっていくし、街中での加速なら滑らかに「すんすんすん」とシフトアップ。1,8トンという決して軽くないボディを、気持ちよく加速させてくれる。