上海/上海のグルメ・レストラン・屋台・カフェ

一人でも中華を食べたい! 上海の一人旅食事ガイド(4ページ目)

中国を訪れたら本場のオーソドックスな料理を味わいたいものですが、中国料理は大皿をシェアするスタイルが基本。でも、ご心配なく。上海には一人で食事を楽しめるお店もちゃんとあります。地元客で賑わう老舗店や最新レストランに居酒屋風の店など、入りやすく、リーズナブルな食事どころを路面店にこだわって一挙に紹介。独自のドリンクを揃える快適なカフェや、バーのある隠れ家ホテルまで、上海のお一人様を徹底ガイドします。

森 麻衣佳

執筆者:森 麻衣佳

上海ガイド


バーはここで。オールド上海の魅力にあふれる隠れ家ホテル

ホテルアンティーク

バーの奥にあるソファー席。貴重なアンティークはオーナーのコレクションです。

食事する場所を紹介してきましたが、一人旅では宿泊先も重要です。
規模の大きいグローバルブランドのホテルはもちろん快適。でも、一人旅を満喫するなら、ホスピタリティーと安心感があり、上海ならではの個性がある素敵なホテルに泊まりたいもの。静かな雰囲気のバーもあるとなおいいですよね。

おすすめは旧フランス租界区にある「紳公館(ル・サン・シーヌ)」。17室のプチホテルです。
実はここ、上海で唯一、ルレ・エ・シャトーに加盟しているホテルです。ルレ・エ・シャトーとはフランスで誕生したホテルとレストランの権威ある組織で、クオリティーの高いサービスや他にはない個性があることが認定の基準。

建物は租界時代の1916年に建てられたもの。30年代には上海の小麦粉王と呼ばれた富豪の邸宅として使われました。保存建築に指定されており、当時の外観を留めたままリノベーションされています。館内には随所にアンティークが置かれ、オールド上海の雰囲気が濃厚に漂います。

ホテルバー

静かでほどよい大きさのバーカウンター。

1階には香港の有名なバーテンダーが監修するバーがあります。バーカウンターもソファー席も重厚でいい雰囲気。夕食をとった後はホテルのバーでカクテルでも味わい、そのまま部屋で休むのが一人旅のスマートな楽しみ方かもしれません。

ホテルの敷地の入口は車の往来が多い通りにありますが、建物は敷地奥の閑静な場所にあります。



朝食はすべてルームサービス

ゲストルーム

ゲストルームには上海の昔の道の名前がつけられ、部屋ごとにインテリアの雰囲気が異なります。中国茶と茶器のセットも用意。

ゲストルームにはビジネスデスクや本棚のほか、小さなダイニングテーブルも置かれています。朝食はすべてルームサービスで提供(115元、サービス料別)。バルコニー付きの部屋ならテラスのテーブルで食事することもできます。
朝食は前日の夜11時までに予約し、コンチネンタル、上海スタイル、ヘルシーの3種類から選べます。時間も7時半から10時半までの間の15分刻みで指定可能。滞在中に一度くらいはホテルで優雅な朝食をとりたいですね。

小さなホテルでありながら、インドアプールやスパ、ジムも完備。評判のよい個室のみの上海料理レストランもあります。
宿泊料金はサービス料別で一泊999元から。このクラスのホテルにしてはコストパフォーマンスが高いといえます。上海での一人の休日を満喫できるホテルです。


ダイニングテーブル

各部屋に備えられたダイニングテーブル。木のケースに入ったミニ冷蔵庫もあります。

<DATA>
紳公館 Le Sun Chine 
住所:華山路1220弄6号 
TEL:021-5256-9977
アクセス:地下鉄2、11号線「江蘇路」駅、あるいは10、11号線「交通大学」駅より 徒歩15分






一人で旅をし、一人で食事をするからこそ、自分だけの発見も多いはず。様々な側面をもつ上海の魅力を感じてください。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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