花粉症の原因と症状
花粉症とは、スギやヒノキ、ブタクサなどの花粉が原因となって起こるアレルギー疾患の1つです。日本では4人に1人に何らかの花粉アレルギーがあるといわれ、それは益々増加していく傾向にあります。スギ花粉の増加や大気汚染などの環境による原因だけでなく、食生活の変化も関わっているのをご存知でしょうか?昔は魚がメインとなる低タンパク・低カロリーの和食が食卓に上っていました。しかし最近では、肉類の摂取量が増えて高タンパク・高カロリーの食事が当たり前に。過剰なタンパク質は、免疫細胞を必要以上に活性化させ、本来体に無害な花粉を追い出そうとします。
もともと人間の体には、体内に侵入しようとした外敵を取り除こうとする働きが備わっています。外敵(異物)を外に追い出したり、体内に入りにくくしたりするために“生体防御反応”としてくしゃみや、鼻水、涙が出るのもそれが理由です。
本来無害なはずの花粉ですが、この働きがいき過ぎる人は過剰なアレルギー反応を起こします。花粉症は、体に侵入した花粉を敵と認めて反応してしまう過敏な体質の人に起こるのです。
いつもは肌荒れの症状があまり出ない人も、花粉症の時期だけは肌荒れや肌のかゆみなどに悩まされる…。ただの季節の変わり目の肌荒れだと思っていたら、実は花粉症だったということもありますので、症状がひどい人は花粉にアレルギー反応があるかを調べてみるのもよいと思います。
規則正しい生活で花粉症を改善
花粉症の対策として、マスクをつけたり、部屋の掃除をしっかりしたり…と、様々な努力を重ねているのに、中々症状が治まらない。それは、体内の免疫力が低下しているからかもしれません。マスクでガードしてもよくならない原因は??
免疫力の低下の主な原因は、正しい生活習慣を送れていないことです。よい睡眠環境をつくってしっかり身体を休める規則正しい生活が大切です。また普段よりも起床時間、就寝時間に気をつけ、生活リズムを整えることで自律神経のバランスが取れます。
また、ストレス対策も重要です。ストレスは、アレルギー憎悪因子のひとつと考えられ、花粉症の増加に関係している可能性があります。半身浴やヨガなどでリラックスして、自律神経のバランスを整えましょう。