2019年4月度のマンション供給戸数は前年同月比39.3%減少
不動産経済研究所発表の「2019年4月度首都圏のマンション市場動向」によれば、2019年4月度の首都圏新築マンション販売戸数は、前年同月比39.3%減少の1,421戸。契約率は、64.3%となっており前月の72.2%よりもダウンしています。1戸当たりの価格は、5,895万円で前年同月比6.3%のアップ。平米単価は93.1万円でこちらも16.4%上昇しています。また販売在庫数は7,748戸で前月比で519戸の減少。昨年の同月は6,443戸なので1,300戸超販売在庫は増えています。
例年、年度替わりと5月のゴールデンウィーク商戦前で販売が抑えられる4月ですが、今年は引渡しは2019年10月以降引渡しのマンションの消費税駆け込み要因もあり4月の販売戸数が一層少なくなったと考えられます。 また、総計画戸数:住宅5,632戸(分譲住宅街区4,145戸)の注目プロジェクト「HARUMI FLAG」のモデルルームオープンなどもありゴールデンウィーク以降の商戦は比較的盛り上がりを見せているようです。 先日、「HARUMI FLAG」の見学予約を入れた知人よれば、6月下旬ごろまで予約が埋まっているようです。
参考記事:引き渡し4年後でも価値あり「HARUMI FLAG」を見学
大規模マンションでは、江東区の大規模プロジェクト「プラウドシティ越中島」や江戸川区の「リビオシティルネ葛西」が完売するなど都心近郊の値ごろ感あるマンションの販売は堅調に推移しています。5月に入って「アクアブリーズ川崎」も完売しており駅アクセスが多少悪くても4000万円前後で購入できるいわゆる「目に優しい」マンションは売れ行きが堅調です。
東日本不動産流通機構発表の2019年4月度の首都圏中古マンション動向によれば、成約件数は昨年同月比6.3%増加の3,440件。成約価格は、1.0%上昇の3,399万円。成約平米単価が2.4%上昇の53.29万円です。前月比では、若干価格は下がったものの売行きは変わらず堅調です。
販売中の在庫件数も前月よりも1.2%減少し 47,191 件となっています。高値が続いているので新規登録件数は変わらず高水準で17,617件となっています。
なお成約平米単価53.29万円に対し新規登録物件の平米単価は58.43万円で、前月よりも2.7%高くなっており新築マンションの市況を反映してか価格設定が強気になっています。
資料請求1万件超 駅直結「パークコート文京小石川 ザ タワー」が人気
2019年の首都圏マンション市場においてモデルルームの見学待ちが続いている「HARUMI FLAG」と同様に人気を集めているのが、都営三田線・大江戸線「春日」駅直結の全577戸(販売総戸数384戸、事業協力者住戸187戸含む)の大規模再開発タワーレジデンス「パークコート文京小石川 ザ タワー」(三井不動産レジデンシャル 三菱地所レジデンス 日鉄興和不動産)です。 既に資料請求件数は10000件を超え(2019年5月19日時点)来場件数も1700組超。2019年3月に販売が始まった第1期では174戸の販売戸数に対し400件を超える登録申込み(最高12倍)が入りました。間取りは、2LDK・3LDKの供給が中心で、3LDKの中心価格帯が1億円を超えるマンションとしては、異例の人気を誇っています。 人気の理由は、都営三田線「春日」駅直結のロケーションの文京区の中枢としては早々出会えない約2.4haの複合再開発である点。地下2階の都営三田線「春日」駅の改札を出るとすぐに住宅棟のエントランス。専用のエレベーターに乗ってグランドロビーのある6階に辿り着き、住戸用のエレベーターに乗り換え8階以上に用意された住戸へアクセスします。 6.7階中心に配された共用部は「AUTHENTIC HARMONY」をデザインコンセプトに本物を感じさせるつくりで上質さを感じます。地上40階建ての「パークコート文京小石川 ザ タワー」のプランは、1LDK~4LDK(43.14平米~127.34平米:全体概要)となっており2LDKから3LDK 中心。東西にワイドフロンテージの建物なので東向き・西向き中心でワイドスパン住戸が多いのも特徴です。山手線内側最大級再開発&文京区最高層の駅直結タワーレジデンス。来場者にはファミリー層や既に持ち家の方も多く、交通利便性と生活利便性に加え住環境や居住性の高さを感じる点が高い評価につながっています。文京区からの来場が約3割と港区、中央区、豊島区をはじめ広域から注目を集めていることも好調要因のようです。
参考記事:駅直結再開発「パークコート文京小石川 ザ タワー」が選ばれる理由
駅1分×天井高最大約2.75m 全99邸「プラウド南阿佐ヶ谷」の好調な売れ行き
「プラウド南阿佐ヶ谷」は、東京メトロ丸の内線「南阿佐ヶ谷」駅徒歩1分、JR中央線「阿佐ヶ谷」駅徒歩9分の地に建つ全99邸のレジデンスです。利便性の高い立地とワイドスパン・最大約2.75mのLD天井高などの商品企画も魅力で2019年3月スタートの販売で、2019年5月17日時点で残2戸と好調な売れ行きです。 「プラウド南阿佐ヶ谷」の立地の魅力は、丸の内線「南阿佐ヶ谷」駅徒歩1分の駅前立地であるだけでなく、「東京」駅へのアクセス性の良いJR中央線「阿佐ヶ谷」駅徒歩9分も利用できることです。「南阿佐ヶ谷すずらん通り」商店街や「阿佐ヶ谷パールセンター商店街」も「阿佐ヶ谷」駅に向かってあり商業利便性がとても高く暮らしやすい立地です。現地は、北側が青梅街道に面した3方向角地の敷地。4方向に開口部を向けることでワイドスパン中心の居住性の高い間取りを提案しています。さらに魅力なのが階高を確保することでリビングダイニングや居室の天井高を約2.65m~約2.75mも確保している点。モデルルームを見ると売れるのも納得のゆとりの空間でした。
参考記事:駅1分&天井高最大約2.75m 「プラウド南阿佐ヶ谷」の好調理由
新築マンション市場を見ると、好調物件が目立つ一方で販売が長期化しそうなマンションもあります。価格上昇によって、魅力ある物件に人気が集中する傾向にあります。 郊外エリアの大規模マンションでは、「SHINTO CITY」(シントシティ)や「プラウドシティ吉祥寺」のような値ごろ感のある物件が堅調です。
参考記事:新都心」SHINTO CITY(シント シティ)の好調要因
参考記事:カフェやスーパーも併設「プラウドシティ吉祥寺」全678邸の魅力
また、タワーマンションでは「パークコート文京小石川 ザ タワー」のように駅アクセスが良好な、複合再開発プロジェクトは販売が堅調です。「コスギ サード アヴェニュー ザ・レジデンス」や「プラウドタワー武蔵小金井クロス」、「MID TOWER GRAND」などが挙げられます。こうした複合再開発人気は、福岡市の駅直結タワー「ブリリアタワー西新」が好調なように全国的な傾向です。
参考記事:コスギ サード アヴェニュー ザ・レジデンスの人気理由
参考記事:事前反響2700件超 「プラウドタワー武蔵小金井クロス」の魅力
参考記事:地上40階建て駅直「ブリリアタワー西新」が福岡で支持される理由
また、「プラウド大泉学園ステーションフロント」(「大泉学園」駅徒歩1分 33戸 完売)や「ピアース東北沢」(「東北沢」駅徒歩2分 27戸 2019年5月22日時点残1戸)のように駅近の好立地の物件は好調です。戸数規模がそれほど大きくなくても、希少性の高い立地を活かしたマンションは、いつの時代も評価されるということでしょう。
「HARUMI FLAG」という注目物件の販売も予定通り進めば2019年7月からスタートします。新築にしても中古にしても今だからこそ、出会えるマンションもあるはずです。まずは、アクションを起こしてみてはいかがでしょうか?
参考記事:平成に夢みた暮らし30年余りで実現 令和に続く未来の住宅は?
参考記事:20代でOK?50代は遅すぎ? 住まいの購入時期は何歳がベストか
参考記事:2019年を「マンションの買い時」にするための5箇条