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日産フーガに搭載される素晴らしき6つの安全装備

国産車にはまだまだ「事故を起こさない技術」の導入が物足りない。そんな中、マイナーチェンジした日産フーガが安全技術をフル搭載してきた。フーガにはどんな安全装備が付いているのか? メインとなる6つの安全装備について解説していきたい。

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

マイナーチェンジした日産フーガの安全装備を徹底解説!

フーガ

マイナーチェンジした日産フーガ

日本勢が大きく遅れを取っているのは安全装備を付けられる金銭的な余裕持つユーザーの多い高額車に対する「事故を起こさない技術」の導入。ベンツなど輸入車が急速に普及を進めている状況と比べれば大いに物足りない。そんな中、日産はマイナーチェンジしたフーガに安全技術をフル搭載してきたのだった。フーガには、どんな安全装備が付いているのか紹介していきたい。

1 自動ブレーキ 

前方の安全性を確保するための装備。常時、レーダーとカメラで前方を監視し、停止車両などを発見。ドライバーが減速操作を行わなければ警告を出した後、自動で急ブレーキ掛けるというもの。現時点で世界トップとなる車速60km/hから止まれる性能を持つ(100%の保証では無い。滑りやすい路面などは除く)。

フーガ2

見通しの悪い交差点に出るときの安全性をフロント先端カメラで確認可能


2 インテリジェントペダル

わかりにくい装備ながら、ハンドル握ると最も「これは凄いですね!」。たとえば、先行車に追随し、普通に走っているとする。うっかり車間距離を短くすると、自動的にアクセルを「ポン!」と戻される。ここで素直にアクセルから足を離せば、自動的に安全車間を確保。先行車がさらに減速するようなら、自動でブレーキを掛けて車間距離を取ってくれます。ケアレスミスによる追突事故予防効果として効果絶大だと思う。

3 側方事故防止システム 

車線変更時、死角に入り見えなくなっている側方の車両と接触するという事故は少なくない。これまでもドアミラー付近に警告灯を点けるシステムがあったけれど、ウッカリ見落としたら接触してしまう。フーガは見落としてハンドル切っても、接触の危険性があればソチラにクルマが動かないような制御を行う。右に車線変更しようとしてハンドル切っても、同じ車線をキープしてくれるワケです。

4 後退時衝突防止支援 

バックで道路に出る際、左右方向の安全確認は行いにくい。少しずつ出て行く、という方法しかない。フーガは車体後部に左右方向の接近センサーが付いているため、バック中に危険を感知したら警報音で注意喚起する。バック時のミスを大幅に低減させてくれます。

5 アラウンドビューモニター 

フーガ4

見通しの悪い駐車場から歩道を横切る時の画面


クルマの周囲の映像をナビ画面に表示するという機能なのだけれど、素晴らしいのは「動くモノに反応して表示する」こと。障害物無ければ普通のナビ画面なのに、歩行者などクルマの近くに居た時は自動的にカメラ画面に切り替わってくれる。これもクルマの周囲に子供などいる時に絶大なる効果を発揮。


6 車線逸脱防止支援 

誰にでも可能性のある「居眠り」や「よそ見」などで車線を逸脱しそうになったら、走行車線内に自動で戻してくれるシステム。万が一、高速道路などで疾病による意識障害などが出ても、車線をキープしてくれる上、先行車がいれば速度を落とす。さらに自動ブレーキでカバーするから、他の人に迷惑を掛ける危険性が大きく減ると思う。
フーガ3

左上に点灯している黄色ランプは車線キープ装置稼働中という表示


……といった安全機能は、普通にハンドルを握っている限りは全て沈黙している。SF映画の如くバリアを張り巡らせ、危険が迫った時だけ警告を出し、それでも ドライバーが対応しなければ可能な限り自動的にカバーしようというシステムなのだ。

もし御予算に余裕あるなら、ぜひともフル安全装備付きのクルマを選ぶことをすすめておく。

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