照明・LED/照明・LED関連情報

白色LEDで世界一の徳島県が新しい光の可能性を発信

白色LEDで「世界シェアNO.1」の徳島県が高品質なLED応用製品と新たな用途展開の可能性を研究しています。また、地域ブランドを確立するため、県内にLEDによる「光の名所」と呼べる場所やモニュメントなどが「光の八十八ヶ所」として認定されていますが、このようなLEDに関する徳島発の情報が、東京・新宿にあるリビングデザインセンターOZONE7Fの「LEDバレイ徳島」という常設展示場で見ることができます。

中島 龍興

執筆者:中島 龍興

照明ガイド

「LEDバレイ徳島」とは?

「LEDバレイ」とはシリコンバレイにその名の由来があります。シリコンバレイは渓谷(バレイ)のような地域に多数の半導体(主原料がシリコン)メーカーが集まったところから言われています。
実は、白色LEDで徳島県は世界NO.1のシェアを誇ります。そのため2007年よりLEDを利用する光(照明)産業が集まる「LEDバレイ構想」を掲げ、産学官金融・地域が一体となってLED関連の世界的拠点形成に取り組んでいます。

現在では、すでに120社以上のLED関連企業が集積し、照明製品をはじめ、サインディスプレイ、農業・漁業用照明などLEDを応用した製品・産業が大きな広がりを見せています。

2015年1月29日にリビングデザインセンターOZONE3Fパークタワーホールにて「LEDバレイ徳島フォーラム」が開催され、ここでも、LEDに関する最新の研究・技術の動向を始め、徳島県が推し進める産業政策の「LEDバレイ構想」や徳島県企業の高品質なLED製品の紹介がありました。
LEDバレイ徳島フォーラム

写真1. 「LEDバレイ徳島フォーラム」の様子

大使館の方々を含め、約150名の参加があり、交流レセプションも開催されました。その後、リビングデザインセンターOZONE7Fの常設されている「LEDバレイ徳島」の見学もありました。

LEDバレイ徳島

「LEDバレイ徳島」の展示は産業用から一般用まで、徳島の高品質なLED応用製品と新たな用途展開の可能性が紹介されています。プロダクトは3つのゾーンに分かれ、「てらす」「しめす」「どうぐ」「みせる」「ぶぶん」「あわの」の6つのカテゴリーで構成されています。
OZONE7F

写真2. リビングデザインセンターOZONE7Fに常設されている「LEDバレイ徳島」

ゾーンは
1) LEDプロダクトゾーン
街路灯などの大型照明器具をはじめ、野菜栽培用の照明製品など高品質なLED応用製品の紹介。

2) LEDエクステリアゾーン
屋外空間でのディスプレイやサイン表示、建材に組み込まれた新しい照明など、LEDの新たな用途展開の紹介。

3) AWAプロダクトゾーン
機能性に加え、デザイン性にも優れた阿波藍製品や木工品など「徳島らしい」製品の紹介。

OZONE7F

写真3. 「LEDバレイ徳島」の内部

ここで気になるプロダクトがあれば、入口の「チェックシート」に入れ、受付カウンターに行けば、より詳しい資料をまとめてもらうことができます。

「LEDバレイ徳島」ではLED照明や建築に関するセミナーを随時開催しており照明関係企業やデザイナー、建築家、他業種の方等の参加があり、ビジネスの新たな可能性が広がっています。

次のページでは「LEDの徳島県」についてご紹介します。

  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます